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最終更新日:2025年04月28日

エイブルでんきは高いって本当?高額な電気料金の理由や仕組みを解説

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エイブルでんきは高いって本当?高額な電気料金の理由や仕組みを解説

大手不動産会社のエイブルと株式会社PinTが提供している「エイブルでんき」。「不動産会社に契約を勧められているけど、電気代はどうなの?」といった人も多いのではないでしょうか。結論を述べると、エイブルでんきは他社電力会社に比べて電気料金がかなり割高になります。

今回は、エイブルでんきの特徴やメリット・デメリットなどを解説し、高いといわれている電気料金の理由や仕組みを解説します。エイブルでんきとの契約を迷っている人や、現在利用していて不満を感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。

クラシェルジュ編集部
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私たちは、ネット電気・ガスのプロフェッショナルとして、日々の暮らしに欠かせないインフラの選び方をサポートしています。 電気・ガス料金の最適化を支援するシミュレーションサイトを運営し、わかりやすく、正確な情報を発信。 「人と向き合い、人と生きる。」という理念のもと、ひとりひとりの暮らしに寄り添いながら、より良い選択のお手伝いをしています。

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エイブルでんきとは

エイブルでんきとは、大手不動産会社のエイブルと株式会社PinTが提携して提供している電力サービスです。提供エリアは日本全国で、北海道から九州エリアをカバーしています。

電気以外にもガス・光回線とセットで契約できるため、新居での電気・ガス・ネットを一度に契約できるのがメリット。複数社と契約をしたり、連絡を取ったりする必要がないので、引っ越し時の手間を大きく省けます。

また、独自のポイントプログラムも提供されていて、サービスの利用料金に応じて100円あたり1〜7ポイントのボーナスポイントが貯まります。還元率は最大で7%にまでアップするため、他社のポイント還元率と比べても高還元な点も魅力です。貯まったポイントは、サービスの利用料金や提携先ポイント・ギフトへの交換ができます。

PinTでんきのブランド名違いの電力サービス

エイブルでんきのサービス内容は、株式会社PinTのPinTでんきと同じです。つまり、ブランド名が異なるだけの電力サービスです。

そのため、エイブルでんきの基本料金や電力量料金は、PinTでんきのものを参考にすればOK。電気料金の詳細は本コンテンツでも後述しているので、参考にしてみてください。

PinTでんきは東京電力の完全子会社

PinTでんきは、東京電力(東京電力エナジーパートナー株式会社)が100%の株式を持つ完全子会社です。

PinTでんきと聞くとあまり馴染みがないかもしれませんが、地域電力会社である東京電力が親会社のため、信頼できる電力会社だといえるでしょう。

なお、東京電力をはじめとする地域電力会社と、PinTでんきの電気の質・安定性は同じです。PinTでんきでも地域電力会社と同一の電気が送電され、供給が不安定になることもありません。

必ずエイブルでんきを契約しないといけないわけではない

エイブルでんきは、必ずしも契約しないといけないわけではありません。ほとんどの場合、賃貸物件契約時にエイブルでんきの契約を勧められても、断ることが可能です。法律上も大家さんや管理会社の指示に従う義務はないため、契約したくない場合はしっかりと伝えましょう。

ただし、建物全体で一括でエイブルでんきと契約している場合(一括受電)は、個別に電力会社を選べないケースがあります。余計なトラブルを防ぐためにも、エイブルでんき以外の電力会社を利用できるかを事前に確認しておくのがおすすめです。

エイブルでんきの電気料金は高い?評判とともに解説

エイブルでんきの電気料金は、よく「高い」といわれます。本項目では、エイブルでんきと地域電力会社の料金を比較するなどして、実際に高いのか、どの程度の開きがあるのかを詳しく解説します。

エイブルでんきの料金表

まずは、エイブルでんきの基本料金・電力量料金を確認しましょう。

料金金額
基本料金10A306.9円
15A460.35円
20A613.8円
30A920.7円
40A1,227.6円
50A1,534.5円
60A1,841.4円
電力量料金1kWhあたり46.78円
料金金額
基本料金10A346.5円
15A519.75円
20A693円
30A1,039.5円
40A1,386円
50A1,732.5円
60A2,079円
電力量料金1kWhあたり41.09円
料金金額
基本料金10A257.4円
15A386.1円
20A514.8円
30A772.2円
40A1,029.6円
50A1,287円
60A1,544.4円
電力量料金1kWhあたり41.13円
料金金額
基本料金10A257.4円
15A386.1円
20A514.8円
30A772.2円
40A1,029.6円
50A1,287円
60A1,544円
電力量料金1kWhあたり27.43円
料金金額
基本料金10A217.8円
15A326.7円
20A435.6円
30A653.4円
40A871.2円
50A1,089円
60A1,306.8円
電力量料金1kWhあたり38.91円
料金金額
基本料金0〜15kWhまで323.96円
電力量料金16kWhから1kWhあたり27.49円
料金金額
基本料金0〜15kWhまで472.06円
電力量料金16kWhから1kWhあたり44.84円
料金金額
基本料金0〜11kWhまで506.05円
電力量料金12kWhから1kWhあたり41.25円
料金金額
基本料金10A267.3円
15A400.95円
20A534.6円
30A801.9円
40A1,069.2円
50A1,336.5円
60A1,603.8円
電力量料金1kWhあたり25.59円

各地域の電気料金表を踏まえたうえで、以下で地域電力会社と比較していきます。

電力量料金がとくに割高

エイブルでんきは、基本料金が安めなものの、電力量料金がとくに割高な設定になっています。例えば東京電力の従量電灯Bと比較した場合の基本料金・電力量料金は以下のようになります。

料金東京電力
(従量電灯B)
エイブルでんき
(PinTでんきB)
基本料金10A311.75円257.4円
15A467.63円386.1円
20A623.5円514.8円
30A935.25円772.2円
40A1,247円1,029.6円
50A1,558.75円1,287円
60A1,870.5円1,544.4円
電力量料金~120kWh29.8円41.13円
120kWh~300kWh36.4円
300kWh~40.49円

基本料金はどの契約アンペア数でもエイブルでんきが安くなっていますが、電力量料金はエイブルでんきのほうがかなり高くなっていることがわかります。

エイブルでんきの電力量料金は、1kWhあたり41.13円。東京電力で最も高額になる300kWhを超えたぶんの単価よりも高くなります。

とくに120kWhまでの単価の差が大きく、電気の使用量が少ない家庭ではかなり割高になるといえるでしょう。また、どのような使用量でも必ず東京電力より高くなります。

実際に、ネットの口コミや評判でも「エイブルでんき(PinTでんき)は高い」といった声が多く見られます。

男性のアイコン
高すぎる
@reisens77
2023/6/13

ちょいちょいPinTでんき君?102kWhで5000円越えってマジですかい?高すぎない?今年エアコンまだつけてませんが?

引用元:●X(旧Twitter)

男性のアイコン
PinTでんきからシンエナジーへ切り替え
@aka_godzilla_1
2023/6/19

電気料金課題、まずは別宅から切替後の料金が来ました。

旧:PinTでんきB
新:シンエナジー夜フィット

結果、3分の1近く下がりました
別宅なので平日は使わないので夜フィットプランが納まり良かったです。

来月からの自宅がどうなるかな。
自宅はCDエナジーに変更。

引用元:●X(旧Twitter)

男性のアイコン
電気会社は選べ
@duck_duck_P
2023/9/10

電気代
変更前(PinTでんきBプラン)
154kWhで7,461円

変更後(出光興産Sプラン)
175kWhで4,785円

結論 電気会社は選べ

引用元:●X(旧Twitter)

多くの人が料金面で不満を感じており、また電力会社を乗り換えたら安くなったとの意見も少なくありません。

地域の大手電力会社と比較

エイブルでんきと地域の大手電力会社では、どのくらいの金額差があるのかを、東京電力を例にして以下の表にまとめました。

契約アンペア数・使用電力量東京電力
(従量電灯B)
エイブルでんき
(PinTでんきB)
30A・100kWh2,772円4,885円
(+2,113円)
40A・280kWh7,286円12,546円
(+5,260円)
40A・450kWh11,811円19,538円
(+7,727円)
40A・680kWh18,014円28,998円
(+10,984円)

契約アンペア数や電力の使用量に関わらず、どのケースでもエイブルでんきが圧倒的に高額になることがわかります。とくに使用量が多い場合の金額差が大きく、40A・680kWhの場合では月に1万円以上の開きがあります。

東京電力だけでなく、北海道から九州エリアまで、どの地域でもこの傾向は同じです。電気料金面においては、エイブルでんきは避けたほうがよい電力会社だといえるでしょう。

なお、上記のシミュレーションは燃料費調整額を加味していませんが、エイブルでんきの燃料費調整額は地域電力会社の自由料金メニューと同額です。

エイブルでんきのメリット

エイブルでんきは電気料金は高いものの、エイブルでんきならではのメリットがあります。以下で、各メリットについて解説します。

電気、ガス、ネットをセットで契約できる

エイブルでんきのメリットは、電気・ガス・ネットをセットで契約できること。引っ越しの際の契約の手間を大きく省くことができます。

エイブルでんきの電気料金は高いものの、ガスは地域都市ガス会社と同水準で、光回線の月額料金もドコモ光・SoftBank光などの大手とそれほど変わらないため、なるべく手間をかけたくない人は選択肢に入れてもよいでしょう。

電気代に応じてポイントがもらえる

エイブルでんきは、電気代に応じてPinTのポイントプログラムが適用され、ポイントがもらえるのもメリットです。

料金還元率
~5,000円1%
5,000円~20,000円3%
20,000円~50,000円5%
50,000円7%

ポイント還元率は利用料金に応じて1〜7%までアップ。還元率は5,000円までは1%、5,000円〜2万円までは3%、2〜5万円で5%、5万円以上で7%と段階的に増加していきます。最大の7%になれば、かなりの高還元率だといえるでしょう。

また、ポイント付与の対象は電気代だけでなく、ガス料金・光回線月額料金も含まれるため、還元率をアップさせやすいのも魅力です。

手続きが簡単

申し込み手続きが簡単なのも、エイブルでんきのメリットです。電話1本ですべての手続きが完了するので、非常に簡単だといえるでしょう。

とくに電気・ガス・光回線をセットで申し込む場合は、個別に住所や連絡先、支払い方法などを入力するなどの手間がかかります。その点、エイブルでんきでまとめて申し込めば、一回の手間で完結できますよ。

エイブルでんきのデメリット

エイブルでんきのデメリットには、電気代の高さやプランの選択肢の狭さが挙げられます。以下で個別に解説しているので、参考にしてみてください。

他の電力会社よりもかなり割高になる

エイブルでんきのデメリットは、なんといっても他社電力会社よりも電気料金がかなり割高なこと。場合によっては倍近くの開きがあります。

賃貸契約をする際に、エイブルでんきしか利用できない場合はその差額のぶんだけ実質的に家賃が上がってしまうとも考えられます。少しでも電気代を安くしたい人は、好きな電力会社を選べる物件を契約するのがよいでしょう。

オール電化向けプランがない

オール電化住宅に住んでいる人には、オール電化向けプランがないのもデメリットになり得ます。エイブルでんきはPinTでんきと同じ料金体系なので、PinTでんきを選ぶのも避けたほうがよいでしょう。

エイブルでんきからの乗り換えにおすすめな電力会社

現在エイブルでんきと契約していて乗り換え先を考えている人には、地域電力会社のほかにもシン・エナジーやCDエナジーがおすすめです。以下で、2社の特徴やどのような人におすすめかを解説します。

一人暮らしならシン・エナジー

一人暮らしや二人世帯などで、電気をそれほど使わないならシン・エナジーの「きほんプラン」がおすすめです。例えば東京電力エリアで東京電力・エイブルでんき・シン・エナジーの基本料金・電力量料金を比較してみると、以下のような結果になりました。

料金東京電力
(従量電灯B)
エイブルでんき
(PinTでんきB)
シン・エナジー
(きほんプラン)
基本料金10A311.75円257.4円契約不可
15A467.63円386.1円
20A623.5円514.8円
30A935.25円772.2円796.06円
40A1,247円1,029.6円1,061.41円
50A1,558.75円1,287円1,326.76円
60A1,870.5円1,544.4円1,592.12円
電力量料金~120kWh29.8円41.13円19.67円
120kWh~300kWh36.4円24.78円
300kWh~40.49円27.71円

シン・エナジーは基本料金・電力量料金ともに東京電力よりも安いため、エイブルでんきよりもかなり割安に電気を利用できますよ。

ほかにも、シン・エナジーは「【夜】生活フィットプラン」「【昼】生活フィットプラン」といったライフスタイルに合わせた電気料金プランも選択できるのも魅力です。

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家族世帯ならCDエナジー

CDエナジー新ロゴ

3人暮らし以上のファミリー世帯で、電気をたくさん使うならCDエナジーの「ファミリーでんき」がおすすめ。以下で、東京電力とエイブルでんきとの比較をしているので参考にしてください。

料金東京電力
(従量電灯B)
エイブルでんき
(PinTでんきB)
CDエナジー
(ファミリーでんき)
基本料金10A311.75円257.4円276.9円
15A467.63円386.1円415.35円
20A623.5円514.8円553.8円
30A935.25円772.2円830.7円
40A1,247円1,029.6円1,107.6円
50A1,558.75円1,287円1,384.5円
60A1,870.5円1,544.4円1,661.4円
電力量料金~120kWh29.8円41.13円10,085.2円
(300kWhまで定額)
120kWh~300kWh36.4円
300kWh~40.49円35.59円

CDエナジーの基本料金は東京電力よりも安めに設定されています。電力量料金は300kWhまでは定額で、10,085.2円です。1kWhあたりに直すと約33.61円で、東京電力の2段階目よりも安価になっています。また、300kWh以上を超えた分の単価も安めです。そのため、使用量400kWh以上の家庭でお得になるプランとなっています。

CDエナジーは、ほかにも使用量133kWh以下の人におすすめの「シングルでんき」、133〜400kWhの人に向いている「ベーシックでんき」といった、電力使用量に応じて選べるプランが用意されています。

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エイブルでんきの契約変更方法

エイブルでんきと契約していて他社電力会社に乗り換えたい場合は、契約したい電力会社に申し込むだけでOKです。エイブルでんきの解約は新しい契約先の電力会社が代行してくれます。

ただし、上述した通り建物全体でエイブルでんきを契約している場合は電力会社が切り替えられないケースも。乗り換えを検討する際には、事前に大家さんや管理会社に電力会社の切り替えが可能かを確認しておくとよいでしょう。

まとめ

今回は、エイブルでんきの特徴やメリット・デメリットなどを解説し、高いといわれている電気料金は本当かを検証しました。

エイブルでんきの電気料金は、他社電力会社と比較するとかなり割高です。そのため、電気代を抑えたいならエイブルでんき以外の電力会社を検討するとよいでしょう。

また引っ越し時にエイブルでんきを勧められている人は、可能であれば違う電力会社と契約するのがおすすめです。また、現在エイブルでんきを利用しているなら、他社に乗り換えることで電気代を大幅に節約できるでしょう。

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