1. 電気料金・光回線のシミュレーションサイトならクラシェルジュ
  2. 電気料金比較シミュレーション
  3. 電気お役立ちコラム
  4. 電力会社を乗り換えるデメリットは?それでも乗り換えを推奨するメリットも解説
最終更新日:2025年07月30日

電力会社を乗り換えるデメリットは?それでも乗り換えを推奨するメリットも解説

本ページはプロモーション(広告)が含まれています。
電力会社を乗り換えるデメリットは?それでも乗り換えを推奨するメリットも解説

電力自由化により、私たちは自由に電力会社を選べるようになりました。「電気代を安くしたい」と乗り換えを検討している方も多いでしょう。

しかし、電力会社の乗り換えには意外な落とし穴があることをご存知でしょうか。実は、乗り換えたことで電気代が高くなったり、思わぬ解約金が発生したりするケースも・・。

本記事では、電力会社乗り換えで起こりがちなデメリットを具体例とともに詳しく解説します。その上で、それでも乗り換えを検討する価値があるメリットや、失敗しない電力会社の選び方もお伝えしていきます。

「乗り換えで後悔したくない」「本当にお得になるのか不安」という方は、ぜひ最後までお読みください。きっと安心して電力会社選びを進められるはずです。

クラシェルジュ編集部
監修者

私たちは、ネット電気・ガスのプロフェッショナルとして、日々の暮らしに欠かせないインフラの選び方をサポートしています。 電気・ガス料金の最適化を支援するシミュレーションサイトを運営し、わかりやすく、正確な情報を発信。 「人と向き合い、人と生きる。」という理念のもと、ひとりひとりの暮らしに寄り添いながら、より良い選択のお手伝いをしています。

…続きを表示

※クラシェルジュは、商品を公平かつ中立的に紹介し、評価には影響を与えません。これは当サイトが設定したコンテンツポリシーに従ったものです。

電力会社を乗り換えるデメリット

電力自由化で選択肢は広がったものの、乗り換えたからといって必ずしも良いことばかりではありません。実際に乗り換えを検討する際に注意すべき点を、具体的な事例を交えながら解説していきます。

電気代が安くならない、高くなる可能性もある

電力会社を乗り換える最大の理由は「電気代を安くしたい」ということですが、実は乗り換えたからといって必ず安くなるわけではありません

特に注意したいのが、基本料金0円をうたっているプランです。一見するとお得に見えますが、従量料金が高めに設定されていることが多く、結果的に今より高くなってしまうケースがあります。

例えば、東京エリアで月120kWh使用する場合、基本料金0円のオクトパスエナジー「シンプルオクトパス」では約4,211円かかりますが、CDエナジーの「ベーシックでんき」なら約3,778円と、基本料金0円のはずが400円以上高くなってしまいます

また、夜間料金が安いオール電化向けプランを一般的な家庭が契約すると、生活スタイルとプランがマッチせず、かえって割高になることもあります。

実は高い?基本料金0円電気プランのメリット・デメリット!おすすめ電力会社の料金を比較!一人暮らしでもお得?

「基本料金が0円の電力会社が気になるけど、どんな仕組みなの?」 「本当に安くなる?デメリットはないの?」 この頃、『基本料金0円』の電力プランが増えています。賢く選ぶことで毎月の電気料金を大幅に削減することも可能です。 […]

続きを読む
夜間電力が安い電力会社9選!深夜電力プランのメリット・デメリットも徹底解説

「夜間電力が安い電力会社はどこ?」「本当に安くなるの?」といった疑問や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。 夜にたくさん電気を使う家庭では、夜間電力が安くなるプランを選ぶと電気代を抑えられる可能性が高まります。 […]

続きを読む

契約期間の縛りや解約費用が生じる可能性

携帯電話の契約と同じように、電力会社でも契約期間の縛りや解約金が設定されているケースがあります

例えば、株式会社オカモトの「0円でんき」では、契約から1年以内に解約する場合、3,000円の違約金を支払う必要があります。せっかく電気代を節約しようと乗り換えたのに、思わぬ出費が発生してしまうのは残念ですよね。

特に引越しのタイミングで急に解約が必要になった場合、違約金が発生すると引越し費用に加えて余計な出費となってしまいます。ただし、最近では解約金を設定していない電力会社も増えています。

申し込み手続きが大変に感じる方もいる

電力会社の乗り換え手続きは、慣れていない方にとって意外と面倒に感じることがあります

乗り換えに必要な「お客様番号」や「供給地点特定番号」といった情報は検針票に記載されていますが、ペーパーレス化が進む中で書面の請求書を受け取っていない家庭も多いでしょう。その場合、現在の電力会社への問い合わせや会員サイトでの確認が必要となり、仕事や家事で忙しい中では「面倒だな」と感じてしまうものです。

また、本人確認書類の提出やクレジットカード情報の登録など、準備すべき情報が意外と多いのも事実です。

突然の事業撤退・倒産のリスクもゼロではない

新電力の中には、経営状況の悪化や事業戦略の変更により、突然サービスを終了する会社もあります

実際に、エネルギー価格の高騰や経営難により、これまでに複数の新電力会社が事業撤退や倒産を発表しています。2022年には楽天でんきが新規受付を一時停止し、市場連動型の料金体系に変更したことで大きな話題になりました。

もちろん、契約している電力会社が撤退してもすぐに電気が止まるわけではありません。電力各社の調整により一時的に電気の供給は継続されますが、新しい電力会社を探して契約し直す手間が発生することになります。

支払い方法の選択肢が限られる

大手電力会社では口座振替、クレジットカード、コンビニ払いなど複数の支払い方法を選べることが多いですが、新電力の中にはクレジットカード払いしか受け付けていない会社もあります

例えば、しろくま電力ではクレジットカードでの支払いのみとなっています。クレジットカードを持っていない方や、電気代は口座振替で管理したいという方にとっては、これは大きな制約となります。

そもそも乗り換えられないケースもある

住んでいる建物や契約状況によっては、そもそも電力会社を乗り換えることができない場合があります

最も多いのが、賃貸マンションやアパートで「高圧一括受電契約」を結んでいるケースです。この場合、各入居者は個別に電力会社と契約することができません。また、管理会社や大家が特定の電力会社を指定している物件もあります。

賃貸物件の電力会社は決まってる?自分で契約する方法や注意点を徹底解説

賃貸物件の電力会社は決まっている? 賃貸の契約をする際に、電力会社を指定されたけど、従う必要がある? 自分で電力会社を選べるなら、どこの電力会社を選んでどうやって契約すれば良いだろう? 本記事では、賃貸物件は電力会社が決 […]

続きを読む

さらに、電力会社によっては供給エリアを限定している場合もあります。魅力的なプランを見つけても、自分の住んでいる地域が対象外だったということも珍しくありません。

それでも乗り換えを検討する価値はある!3つの大きなメリット

ここまでデメリットをお話ししてきましたが、実は電力会社の乗り換えには魅力的なメリットもたくさんあります。特に自分の生活スタイルに合ったプランを見つけられれば、想像以上の恩恵を受けることができるんです。

生活スタイルに合えば大幅な電気代削減も

電力会社を乗り換える最大のメリットは、やはり電気代の大幅な削減が期待できることです。自分の生活パターンとプランの特性がうまくマッチすれば、月に数千円、年間では数万円の節約も夢ではありません。

特に効果が大きいのは、夜間の電気料金が安くなるプランです。オール電化住宅にお住まいの4人家族の例では、エコキュートや電気温水器を深夜の安い時間帯に稼働させることで、地域の電力会社と比べて月3,000円以上安くなったという事例もあります。年間にすると36,000円以上の節約になる計算です。

逆に、一人暮らしで電気使用量が少ない方なら、基本料金が0円のプランを選ぶことで固定費を削減できます。

電気代以外でもお得になる仕組みがある

電力会社の乗り換えで得られるメリットは、電気代の削減だけではありません。ポイント還元やセット割引など、様々な特典を活用することで、生活全体のコストを下げることができます

例えば、楽天でんきでは電気料金200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。CDエナジーでは電気とガスをまとめて契約することで、4人家族のモデルケースでは年間17,900円の節約効果があるとされています。

また、新規申込時のキャンペーン特典も見逃せません。リボンエナジーでは最大5,000円のキャッシュバック、オクトパスエナジーでは友達紹介で8,000円割引など、乗り換えるだけで数千円から1万円程度の特典を受けられることがあります。

各社ならではの付加サービスを活用できる

新電力各社は、単に電気を売るだけでなく、独自の付加サービスを提供して差別化を図っています

CDエナジーの「最適プランの定期便」サービスでは、1年間の電気使用実績を基に、年2回、無料で最適なプランを提案してくれます。大阪ガスの電気では「Amazonプライムが無料でついてくるプラン」や「dポイントがたまるプラン」など、ライフスタイルに合わせて選べる多彩なオプションを用意しています。

脱炭素や環境への貢献ができる

電力会社の選択は個人でできる最も効果的な環境貢献の一つといえるでしょう。

多くの新電力会社では、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーを積極的に活用した電力プランを提供しています。Looopでんきは日本各地で風力発電や太陽光発電による電源開発を行い、コスモでんきでも「グリーン電力プラン」でCO2排出量実質ゼロの電気を選ぶことができます。

特に子育て世代の方々からは「子どもたちの未来のために、少しでも環境に良い選択をしたい」という声をよく聞きます。電力会社の選択は、そうした想いを具体的な形にできる身近な手段なのです。

失敗しない電力会社の選び方

実際に乗り換えを検討する際はどのような点に注意すればよいのでしょうか。失敗を避けるための具体的なステップをお伝えしていきます。

現在の使用状況を正確に把握する

電力会社選びで最も重要なのは、自分の現在の電気使用状況を正確に把握することです。検針票から月々の電気使用量、契約アンペア数、現在の電気料金の内訳、季節による使用量の変動を確認しましょう。

特に注意したいのが季節による変動です。6月と12月では使用量が2倍以上違うという家庭も珍しくありません。1ヶ月だけの使用量で判断せず、最低でも1年分のデータを確認することをおすすめします。

複数社でシミュレーション比較をする

現在の使用状況が把握できたら、必ず複数の電力会社でシミュレーションを行いましょう。多くの電力会社では、公式サイトで無料の料金シミュレーションを提供しています。

当サイトでは、エリアと世帯人数を選ぶことで、複数の電力会社を一括でシミュレーションできる機能を用意しています。

\電力会社の料金シュミレーション/

お得な電力会社がすぐ分かる!カンタン10秒!

ご利用の世帯の世帯人数を教えてください。

デフォルトでは地域の電力会社との料金比較ですが、任意の会社との比較に変えることも可能。また燃調費の含有の有無、ポイント還元分の反映など、細かな条件設定も可能です。

毎月料金を反映し、常に最新の料金となるように更新されているので、ぜひ活用してみてください。登録不要・料金も一切かかりません。

契約期間・解約金の有無を確認する

料金面でのメリットが確認できても、契約期間の縛りや解約金については必ず事前に確認しておきましょう

最低契約期間の設定、解約金の金額と適用条件、自動更新の有無、引っ越し時の扱いなどをチェックしておく必要があります。初回の乗り換えを検討している方なら、まずは解約金のない会社から始めてみるのも賢い選択です。

お得な特典は本当に価値があるか見極める

新電力各社が提供するポイント還元やキャンペーン特典は魅力的ですが、その特典が本当に自分にとって価値があるものなのかを冷静に判断することが大切です。

「電気料金の1%還元」でも、月15,000円の電気代なら年間1,800ポイント程度です。この程度のポイントのために、基本的な電気料金が割高なプランを選ぶのは本末転倒といえるでしょう。特典の価値を判断する際は、「年間でどれくらいの実質的なメリットがあるのか」を金額に換算して比較することをおすすめします。

乗り換え検討中によくある疑問を解決

電力会社の乗り換えを検討している方から、よく寄せられる質問にお答えしていきます。

新電力だと停電しやすくなる?

結論から言うと、新電力に乗り換えても停電が増えることはありません。電気を各家庭に届ける送配電のインフラ設備は、契約先の電力会社に関わらず従来と全く同じものを使用しているからです。

例えて言うなら、宅配便のようなものです。Amazon、楽天、どこで商品を注文しても、最終的には同じ道路を通って同じトラックで荷物が届けられますよね。電気も同じで、契約する電力会社が変わっても、物理的なインフラは変わらないのです。

切替工事で費用や手間はかかる?

基本的には工事は不要で、費用もかかりません。ただし、自宅のメーターがまだ古いタイプの場合は「スマートメーター」への交換工事が行われますが、交換費用は無料で、作業時間も15分程度と短時間で済みます。

料金が突然値上げりすることはある?

電気料金の変更は法律により厳格なルールが定められており、突然の値上げはありません。料金改定の1~3ヶ月前には必ず書面やメールで連絡が届きます。

ただし、「市場連動型プラン」は市場価格の高騰により料金が大幅に上昇するリスクがあります。料金の安定性を重視する方は、固定料金制のプランを選ぶことをおすすめします。

本当に信頼できる会社はどう見分ける?

信頼できる電力会社を見分けるには、いくつかのポイントを確認することが重要です。

会社の設立年数と事業実績、親会社や出資元、契約件数、顧客対応の充実度などがポイントです。例えば、CDエナジーは中部電力ミライズと大阪ガスの共同出資により設立されており、大手エネルギー企業のバックアップがあります。

請求が重複することはない?

適切な手続きが行われていれば、二重請求が発生することはありません。電力会社の切り替えは検針日を基準に行われ、請求対象期間が重複しないようシステム的に管理されています。

まとめ

電力会社の乗り換えには、電気代が高くなったり解約金が発生するといったデメリットがある一方で、生活スタイルに合ったプランを選べば大幅な節約も期待できます。

失敗を避けるには、現在の電気使用状況を正確に把握し、複数社でシミュレーション比較を行うことが重要です。また、契約期間や解約金の条件も事前に確認しておきましょう。

新電力への乗り換えで停電が増えることはありませんし、適切な手続きを踏めば二重請求などのトラブルも避けられます。デメリットを理解した上で慎重に検討すれば、電気代の節約と快適な電力サービスの両立が可能です。自分に最適な電力会社選びの参考にしていただければと思います。

\【簡単】2ステップで一番お得な電気料金を診断/

あなたにピッタリな電気料金が分かる!

お住まいの地域」「世帯人数」の2つを選ぶだけで、お得な電気料金を診断できます。

\契約者数25,330人突破!/

コメントを残す


目次を見る
×