リボンエナジーとLooopでんきはどっちが安い？電気プランの仕組みや実際の料金を徹底比較

「リボンエナジーとLooopでんきはどちらが安い？」
「そもそも料金の仕組みはどうなっているの？」

結論、リボンエナジーとLooopでんきのどちらが安いかはお住まいのエリアや電気使用量、オール電化の設備によって変わってきます。

本記事ではリボンエナジーとLooopでんきの料金の仕組みから、具体的な数値でのシミュレーション、口コミを徹底的に比較します。

本記事を読むことで、リボンエナジーとLooopでんきのどちらがご自身にぴったりか見つけられるようになるでしょう。

電気代を節約したい方はぜひこのまま続きを読んでみてください。

監修者

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クラシェルジュ編集部

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【結論】リボンエナジーとLooopでんきはどっちが安い？

まず、リボンエナジーとLooopでんきどちらが安いかの前に、両方の料金プランで共通している市場連動型の仕組みについて解説します。

市場連動型は、30分ごとに電気代の単価が変化する料金体型です。

通常の料金体型は、電気の使用量が増えるごとに単価が段階的に増える従量料金型です。一方で、電気を使う時間帯によって単価が変わる特徴を持つのが市場連動型。

変動する単価は、リボンエナジーやLooopでんきがユーザーに提供するための電力を仕入れている仕入先である、JEPX（日本卸電力取引所）の提供価格に連動しています。

このJEPXの単価は電力の需要に応じて変化し、一般的には需要が高くなる出勤前の朝や帰宅後の夕方〜夜の時間帯で単価は上がります。

※2025年5月20日のJEPXエリアプライス（東京エリア）

図を見ると、0〜13時までは単価が安く、18〜21時で単価が高くなっていることがわかりますね。

実際の時間帯ごとの具体的な単価の変動は以下の表のようになります。

このように、2025年5月20日の場合は、10.16〜24.43円の間で電気代の単価が変化します。

実際には日によって単価は変わりますし、いつ安くなって高くなるかという単価の変化の仕方も日々変わります。

単価が安い時間帯を狙って電気を使うことができれば、使う電気量は同じでも大きく節約できるのが、市場連動型の強みです。

市場連動型の基本的な仕組みを押さえた上で、リボンエナジーとLooopでんきはどっちが安いか？の結論をお伝えすると、以下の2点になります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

エリアや電気使用量によりどちらが安いか異なる

電気使用量が少なめだとリボンエナジー、多いとLooopでんきが安くなる傾向がありますが、エリアにより異なるケースもあります。

詳細が気になる方は、世帯別・エリア別の料金シミュレーションをチェックしてみましょう。

割引プログラムを多く適用できるとリボンエナジーが安い

リボンエナジーには後ほど解説しますが、併用可能な7種類の割引プログラムがあります。

複数の割引プログラムに当てはまる場合にはリボンエナジーがお得になりやすいです。

リボンエナジーの特徴は？料金の仕組みを解説

ここからは、リボンエナジーの料金の仕組みを解説します。

リボンエナジーの電気料金は次の計算方法で計算できます。

一般的な電気料金との違いとしては、基本料金と燃料費調整額が発生しないことです。

詳細を見ていきましょう。

リボンエナジーは基本料金0円！しかし実質的には発生している

リボンエナジーの電気料金の計算式の各項目は全て、消費電力量に応じて変化する項目です。

さらに、基本料金が0円なので、電気を一切使わなければ電気料金は0円になります。

一方で、Looopでんきは基本料金は0円ではないので、電気を一切使わなくても料金が発生することに。

ここまで聞くと、基本料金0円のリボンエナジーの方がオトクなのでは？と思われるかもしれません。

本当にリボンエナジーの方がオトクなのかを確認するために、両社の基本料金と固定従量料金の内訳を見てみましょう。

比較を見るとわかるように、Looopでんきの基本料金として発生している、託送基本料金と容量拠出金相当額が、リボンエナジーでは基本料金ではなく固定従量料金で発生しているだけ、であることがわかります。

つまり、基本料金0円でオトクに見えるリボンエナジーですが、実質的にはLooopでんきで発生している基本料金分の費用はリボンエナジーでも発生しているということになります。

30分毎に変動する電力量料金の仕組み

リボンエナジーの30分毎に変動する電力量料金の仕組みについて見ていきましょう。

電力量料金は次の内訳になっています。

このうち、固定従量料金は、固定従量料金＝託送基本料金＋容量拠出金相当額＋託送従量料金＋サービス料金等から計算できますが、エリアごとに決められています。

各エリアごとの固定従量料金は以下の表のようになります。

変動従量料金は、前半でもお伝えした、30分ごとに変動するJEPXのエリアプライスがそのまま反映されます。

2025年5月20日のJEPXエリアプライス（東京エリア）は、10.16〜24.43円で変動していました。

なので、固定従量料金も合わせると、リボンエナジーの電力量料金は32.16〜46.43円で変動するということになります。

併用可能な7種類の割引プログラム

リボンエナジーは以下7種類の割引プログラムを提供しています。

この割引プログラムを見ると、ファミリー世帯で家を持っていて、太陽光や蓄電池を利用しているオール電化の住宅であれば、相当な金額の割引が受けられることがわかります。

仮に、全部の割引が適用された場合は、3.85円/kWhも割引されることに。

Looopでんきとどちらがお得になるかを考えるためには、どの程度割引が受けられそうか確認することが重要です。

Looopでんきの特徴は？料金の仕組みを解説

ここからは、Looopでんきの料金の仕組みを解説します。

Looopでんきの電気料金は次の計算方法で計算できます。

一般的な電気料金との違いとしては、燃料費調整額が発生しないことです。

リボンエナジーと比べると基本料金が発生していることが特徴になります。

詳細を見ていきましょう。

Looopでんきは契約電力に応じた基本料金がある

Looopでんきは基本料金があることはリボンエナジーと比べると、デメリットのように見えるかもしれません。

しかし、Looopでんきは契約電力に応じて基本料金が決まります。

契約電力はかんたんに言えば、一般的な電力会社で言う契約アンペア数のようなものです。

つまり契約電力が小さければ、Looopでんきの基本料金はその分安くなることに。

リボンエナジーは確かに基本料金はありませんが、Looopでんきで発生する基本料金に該当する費用が固定従量料金に発生しています。

契約電力が小さい方も大きい方でも関係なく一律に固定従量料金に含まれていることを考えると、「必要な分だけ支払う」という観点で見ると、実はLooopでんきの方がコストカットになりやすくなっています。

無駄のないシンプルな電力量料金で使えば使うほどお得に

Looopでんきの電力量料金は次の内訳になっています。

このうち、固定従量料金は、固定従量料金＝託送従量料金＋サービス料金から計算できて、エリアごとに決められています。

各エリアごとの固定従量料金は以下の表のようになります。

変動従量料金は、前半でもお伝えした、30分ごとに変動するJEPXのエリアプライスがそのまま反映されます。

2025年5月20日のJEPXエリアプライス（東京エリア）は、10.16〜24.43円で変動していました。

なので、固定従量料金も合わせると、Looopでんきの電力量料金は24.13〜38.4円で変動することに。

リボンエナジーは32.16〜46.43円で変動する計算でしたので、Looopでんきの方が電力量料金は安くなっています。

基本料金で必要な固定費を必要な分だけ支払うので、電力量料金には無駄な費用がかかっておらず単価が安い傾向になると考えられます。

アプリの活用でさらにコストカット

Looopでんきの30分毎に変動する料金単価はスマホのアプリからチェックできます。

そのため、日々料金単価を確認することで電気の需要が下がって安くなる時間帯を狙ってピークシフトできれば、さらに効果的な節約につながります。

リボンエナジーとLooopでんきの電気料金を比較

ここからはリボンエナジーとLooopでんきの電気料金を、世帯ごと、エリアごと、使用量（少なめ、普通、多め）ごとでシミュレーションして比較します。

なお、電源料金は2025年5月のエリアプライス実績平均を使います。

それでは見ていきましょう。

1人暮らしの場合

一人暮らしの場合を、少なめ：20A/100kWh、普通：30A/150kWh、多め：30A/200kWhとして、各エリアごとに比較しました。

2～3人暮らしの場合

2〜3暮らしの場合を、少なめ：30A/220kWh、普通：40A/280kWh、多め：40A/350kWhとして、各エリアごとに比較しました。

ファミリー世帯の場合

ファミリー世帯の場合を、少なめ：50A/400kWh、普通：50A/500kWh、多め：60A/600kWhとして、各エリアごとに比較しました。

リボンエナジーとLooopでんきの口コミを比較！

次は、リボンエナジーとLooopでんきの口コミを比較してみましょう。

リボンエナジーの評判・口コミ

リボンエナジーの評判・口コミを一部抜粋しました。

今は関西でリボンエナジー電気とエルピオガスが最安らしく、契約を切り替えた🙄
ちょっとでも節約💧

— 🇯🇵ほーらんどろっぷカズいやー（保守党員） (@GSX_S750R) March 11, 2025

持ち家太陽光のせオール電化の犬飼い５人家族
…電力会社はリボンエナジー一択な気がするけど違う？？#リボンエナジー　#電力会社

— ビンボーヒマなし (@nemunemunemur1n) May 26, 2025

口コミを見ると、リボンエナジーは安いと評判である他、持ち家でオール電化住宅のペットを飼っていると割引の恩恵が大きく最安だと思うという意見がありますね。

Looopでんきの評判・口コミ

Looopでんきの評判・口コミを一部抜粋しました。

Looopでんき、時間帯によってはめちゃくちゃ電気代が安い
これならLED栽培を再開してもいいかもしれない🥬 pic.twitter.com/1xsI1sUdYX

— じゃがいも@JavaScript→狩猟 (@haruka_develop) November 3, 2023

久々にLooopでんきの安い日きたぁあああああああん！
掃除洗濯パン焼きいっぱいしよ！ pic.twitter.com/fYtIQ3dB9s

— naka🌐 (@naktak11) November 2, 2024

電気会社はlooopでんきを選んだ。
電気の安い時間を知れてそれに合わせて自分で工夫するのが楽しい。明日、タイマーで日中に洗濯機まわして、玉ねぎ麹作る予定。 pic.twitter.com/sRkOepiop1

— su (@su_sero) April 11, 2024

口コミを見ると市場連動型の料金体系を上手に活用して安く使えている意見があります。

電気を沢山使用する家事や趣味を安い時間帯に行うことで、節約が実現しています。

リボンエナジーがおすすめの人の特徴

ここからはリボンエナジーがおすすめの人の特徴3つを紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

一人暮らしなど電気使用量が少ない人

一人暮らしなど電気使用量が少ない人にリボンエナジーはおすすめです。

もちろん市場連動型の料金プランなので、電気使用量が多くても安くなる時間帯に合わせて電気を使えば安くなります。

しかし、電気使用量が多い場合はLooopでんきの方が安くなります。

一方で、電気使用量が少ないとリボンエナジーが安くなるので、電気使用量が少ない方は検討してみましょう。

割引プログラムを多く活用できる人

リボンエナジーは7つもの割引プログラムを提供しています。

これらの割引プログラムを多く活用できる人にとってもおすすめです。

持ち家でペットを飼っていてファミリー世帯で、と条件が当てはまっているなら、いくら割引が適用されるか確認してみましょう。

オール電化住宅の人

オール電化住宅の人とはリボンエナジーの相性は抜群です。

先ほど紹介した割引プログラムでオール電化割もありますし、太陽光発電や蓄電池があればさらに割引が適用されます。

そもそもは市場連動型の料金体系がオール電化の電気を使用する傾向に合っています。

オール電化住宅は深夜に電気を使用する傾向にありますが、リボンエナジーの電気料金も深夜には安くなりやすいからですね。

オール電化住宅にお住まいであれば、リボンエナジーはおすすめです。

Looopでんきがおすすめの人の特徴

ここからはリボンエナジーがおすすめの人の特徴2つを紹介します。

ファミリー世帯で電気使用量が多い人

Looopでんきはファミリー世帯で電気使用量が多い人におすすめです。

リボンエナジーとのシミュレーションでの比較で見たように、基本的には電気使用量が多い場合はLooopでんきの方が安くなりました。

市場連動型の料金プランを探していてファミリー世帯であれば、Looopでんきが最適になることが多いでしょう。

ただし、九州エリアなど地域によってはリボンエナジーが安くなる場合もありますので、お住まいのエリアで実際どちらが安くなるかシミュレーション結果を確認した上で決めると良いです。

アプリを活用して電気の使い方を工夫できる人

アプリを活用して電気の使い方を工夫できる人にもおすすめです。

30分ごとに電気代の単価が変化し、日によっていついくら安くなるのか確認する必要があります。

この単価の変化をアプリでこまめに確認して、安い時間帯に電気を使うことができれば、電気代は大幅に節約することも十分可能でしょう。

一方で、単価が安い時間帯に合わせて電気を使う時間を日々調整することが面倒に感じる人にとっては、あまり節約効果はないかもしれません。

自分の工夫次第で電気代を安くしたい方にはアプリを活用することで徹底的な節約にチャレンジできるのがLooopでんきです。

まとめ

以上、リボンエナジーとLooopでんきの比較を解説しました。

どちらが安いかはお住まいのエリアや電気使用量により異なりますが、傾向としては電気使用量が少ない場合はリボンエナジー、多い場合はLooopでんきが安くなります。

また、オール電化、太陽光発電、蓄電池等の設備があり、複数の割引プログラムが適用できる場合はリボンエナジーの方が安くなる傾向にあります。

実際には各家庭の世帯数、お住まいのエリア、設備等によりどちらがオトクかは変わってきます。

本記事をしっかりと読み、リボンエナジーとLooopでんきどちらがぴったりか見つけてみましょう。