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最終更新日:2025年07月28日

タダ電は怪しい?なぜ5,000円まで無料になる?メリット・デメリットや損益分岐点を徹底解説

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タダ電は怪しい?なぜ5,000円まで無料になる?メリット・デメリットや損益分岐点を徹底解説
  • タダ電と契約すると、電気代が無料になるって聞いたけど、怪しすぎる。そんなおいしい話あるの?
  • 実際、無料になると聞いて契約したけど、いざ使ってみたら電気代が結構高くて乗り換えようか考えている

このような疑問・悩みを抱えていませんか?

本記事では怪しいと評判のタダ電の無料になるカラクリや、電気料金のシミュレーションを始めとして徹底的に解説します。

タダ電は確かに場合によっては無料でお得に使えますが、誰でもお得になるわけではなく契約するには注意が必要な電力会社です。

本記事を読んで、タダ電についての情報を理解し、ご自身にとって最適な電力会社を選べるようになりましょう。

クラシェルジュ編集部
監修者

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電気代が5,000円無料になる「タダ電」とは

まずは、タダ電の基本情報を紹介します。

運営会社株式会社エスエナジー
住所東京都港区南青山3-10-21
代表者名山根絵里菜
会社設立年月2020年7月17日
サービス提供開始日2023年5月29日
事業内容新しいエネルギーサービスの企画・開発・運営
提供エリア全国(沖縄を除く)
支払い方法クレジットカード
お問い合わせ先hello@tadaden.jp
電話番号050-1721-4339

表を見るとわかることとして、タダ電は2023年5月末に提供開始された比較的新しい電力サービスであることです。

また、提供エリアは沖縄を除く全国、支払い方法はクレジットカードのみとなっています。

5,000円=71kWhまでの電気代が本当に無料になる

タダ電で電気を使えば電気代が無料になるなんて、信じられないと思われる方もいるかも知れませんが、タダ電では本当に電気代5,000円までが無料になります。

タダ電の場合、電気使用量が71kWhまでであれば電気代が5,000円に収まります。

消費電力量が少ない方であれば、本当に完全に無料で電気が使えることになりますね。

要注意!実は単価が他社の約2倍

5,000円分電気代が無料になるならタダ電に乗り換えればお得になる、かというとそうでもありません。

というのも、実はタダ電の電気代の単価は、例えば東京電力と比較すれば約2倍となっています。

電気使用量東京電力タダ電
~120kWh29.80円70.00円
121~300kWh36.40円
301kWh~40.49円

そのため、今の電力会社の電気料金で5,000円以内だからといって、タダ電に乗り換えればタダになるというわけではなく、もし5,000円を超えると、高額な電気代が発生する可能性もあります。

超過分の料金や広告収入によって無料を実現

電気代の単価が2倍であり、電気料金が5,000円までとはいえ、なぜ電気代が無料なのか?不思議に思われるかもしれません。

電気代を5,000円まで無料にできる仕組みとして、タダ電の公式サイトによれば以下2点が理由で無料にできています。

  • 5,000円を超過する人達の料金でタダになる利用者の料金を補えている
  • タダ電のアプリ内で広告を配信しているため、広告の配信元から広告収入がもらえている

確かに電気代の単価が他社と比較して2倍にもなるのであれば、5,000円を超過した方たちの料金で無料分を埋め合わせられる可能性はありますね。

タダ電が怪しいと言われる理由

タダ電が怪しいと言われる理由は次の3つが考えられます。

タダ電が怪しいと言われる理由

  • ビジネスとして成り立つのか不安視されている
  • 度重なる料金改定により改悪が行われた
  • 設立・サービス開始から日が浅く、事業実績が不透明

それぞれ見ていきましょう。

ビジネスとして成り立つのか不安視されている

一番の怪しいと言われる理由は、5,000円まで無料という料金体系はあまりにもユーザーにとってメリットがありすぎるため、ビジネスとして成立していないのでは?と不安視されている点です。

ただし、この点については先ほども触れたように、5,000円超過分のユーザーからの収入と、タダ電アプリ内で発生する広告収入により実現しています。

度重なる料金改定により改悪が行われた

タダ電は度重なる料金改定により改悪が行われています。

具体的には、これまでに下記のような料金改定が実施されています。

期間内容
サービス開始~2023年8月31日10,000円まで無料、電力量料金65.00円/kWh
2023年9月1日~2024年1月13日6,500円まで無料、電力量料金65.00円/kWh
2024年1月13日~現在5,000円まで無料、電力量料金70.00円/kWh、燃料費調整額に「電力市場単価」が加算

元々は10,000円も無料だったので、大きく改悪しており、実質値上げしていることがわかります。

また、サービス提供開始日は2023年5月29日でしたので、期間を見ると、3,4ヶ月と非常に短期間で価格改定が行われています。

値上げをするにしてもこのような短期間で価格改定があった点で、タダ電で契約しても大丈夫?と怪しさを感じる人が増えたと考えられるでしょう。

設立・サービス開始から日が浅く、事業実績が不透明

設立・サービス開始から日が浅く、事業実績が不透明です。

本当に今の料金体系で経営が続くのかどうかは明確ではありません。

短期間での度重なる値上げがあり、経営が継続する保証が事業年数としても不透明です。

値上げと相まって、経営継続年数が短く事業実績が不透明な点でも、怪しいと言われています。

ここまでのタダ電に関する情報を見て、結局タダ電に乗り換えた方が良いかどうか、タダ電を使っているけど今の家庭だと明らかに損している気がする、と思われたかもしれません。

もし、タダ電に関してご自身の状況に合わせてお得かどうか相談したい場合は、クラシェルジュ公式LINE相談窓口でLINEから相談することもできます。

タダ電の電気料金表

ここではタダ電の電気料金表を解説します。

電気料金表は以下のとおりです。

電気料金5,000円分まで(=71kWh使用分まで)
無料
電気料金5,000円を超える分
基本料金280円
電力量料金単価70円/kWh

電気使用量が71kWhまでであれば電気料金が5,000円以内に収まり無料、5,000円を超える場合は、電力量料金単価70円/kWhで電気使用量に応じて料金が発生するのと、基本料金280円も発生します。

補足として、料金表には記載していませんが、上記に加えて、毎月単価が変動する燃料費調整額が発生します。

この燃料費調整額の金額は非公表となっていて、電力の仕入先である日本卸電力取引所(JPEX)の販売価格に連動した市場価格も追加料金で発生します。

タダ電の電気料金をシミュレーション

実際のタダ電の電気料金がいくらになるのか、①70kWh使用時②150kWh使用時③300kWh使用時の3パターンで料金シミュレーションしました。

使用量料金
①70kWh使用時0円
②150kWh使用時5,810円
③300kWh使用時16,310円

※燃料費調整額は非公表のため含みません。
※再生可能エネルギー発電促進賦課金は含みません。

やはり、使用電力量が71kWhであれば電気を完全に無料で利用できる点は大きな魅力です。

しかし、無料枠超過分は電力量料金単価が東京電力と比較すれば2倍の価格で発生するため、少し電気使用量が増えるだけで、電気料金も跳ね上がっていきます。

電気使用量が多い場合はタダ電を使うと電気代は割高になることがわかります。

タダ電の損益分岐点は?

ここからは、電気使用量がいくらまでであれば、タダ電の方がオトクで、いくら以上であればタダ電だと損をするのかの損益分岐点を東京電力の従量電灯Bと比較してみます。

①135kWh使用時②140kWh使用時③145kWh使用時の3パターンでの比較すると以下の表のようになりました。

使用量タダ電東京電力
①135kWh使用時4,760円5,057円
②140kWh使用時5,110円5,239円
③145kWh使用時5,460円5,421円

※契約アンペアは30Aを想定。
※燃料費調整額はタダ電が非公表のため含みません。
※再生可能エネルギー発電促進賦課金は含みません。

シミュレーションでは燃料費調整額を含んでいませんが、基本料金と電力量料金単価と主な電気料金の項目で比較すると、145kWh使用時にタダ電の電気料金が東京電力を上回りました。

毎月の電気使用量が145kWhで収まっている場合はタダ電の方が安くなる可能性はありますね。

一人暮らしでほとんど家にいない人ではお得になる可能性あり

上記の料金シミュレーション結果を踏まえると、71kWh以下であれば電気料金は完全に無料になるため、燃料費調整額に関係なく完全にタダ電はお得と言えるでしょう。

一人暮らしはだいたい120kWhほどは電気を使用するため、ほとんど自宅におらず、一人暮らしの中でも特に電気使用量が少ない人であれば、タダ電に乗り換える余地はありそうです。

ただし、71kWhを超える料金については非公表である燃料費調整額も含めた電気代を考慮する必要があります。

最新の燃料費調整額の推移状況や市場価格の追加料金が発生する場合にどの程度料金が上がるのかについては、専門的な知識のある人に相談するとより判断の精度が高くなるでしょう。

タダ電へ乗り換えや電気代が安くなる電力会社についての相談がクラシェルジュ公式LINE相談窓口で行えます。

タダ電のメリット・デメリット

ここからはタダ電のメリット・デメリットを整理していきます。

タダ電のメリット

タダ電のメリットは次の3点です。

タダ電のメリット

  • 毎月5,000円までは無料
  • 紹介プログラムで100円/人の無料枠増額
  • 解約金・違約金がない

それぞれ見ていきましょう。

毎月5,000円までは無料

タダ電最大のメリットは、何度も紹介しているように、毎月5,000円までは無料である点でしょう。

電気使用量が多いと割高になりますが、71kWh以下の場合は無料です。

一人暮らしでほとんど家におらず電気使用量が少ない方であれば、非常に大きなメリットになります。

紹介プログラムで100円/人の無料枠増額

知人に紹介することで、知人がタダ電に契約することで、紹介プログラムにより、100円/人の無料枠が増額される点もメリットです。

タダ電を紹介できそうな知人が多くいるなら、紹介プログラムを活用することにより、5,000円の無料と合わせてさらにお得になるでしょう。

解約金・違約金がない

タダ電には解約金・違約金がありません。

そのため、タダ電を利用してみたけど、思った以上に高かったという場合はいつ解約しても解約金は無料です。

タダ電のデメリット

タダ電のデメリットは次の2点です。

タダ電のデメリット

  • 電力量料金が割高に設定されている
  • 燃料費調整額が高騰するリスクがある

それぞれ見ていきましょう。

電力量料金が割高に設定されている

タダ電は5,000円分まで電気代無料であるかわりに、電力量料金単価が割高に設定されている点はデメリットです。

こちらも何度か紹介しているように、東京電力の2倍の電力量料金単価となっています。

タダ電の損益分岐点は?でも確認したように、145kWhを超える電気使用量以上は東京電力の方が安くなります。

燃料費調整額が高騰するリスクがある

電力量料金単価が割高に設定されていることに加えて、燃料費調整額が高騰するリスクがある点にも注意が必要です。

他の電力会社であっても同様のリスクはありますが、タダ電の燃料費調整額には、電力の仕入先となる市場の価格を反映させる電力市場単価が加算されます。

そのため、一般的な電力会社よりも料金高騰は大きくなるリスクがあります。

割高な電力量料金単価と合わせて、乗り換える際には十分タダ電のデメリットを理解することが重要です。

タダ電でお得になる人・損になる人の特徴

タダ電でお得になる人・損になる人はどんな特徴でしょうか?

それぞれ見ていきましょう。

タダ電でお得になる人

タダ電でお得になる人は、一人暮らしの中でも電気使用量が少ない人、紹介制度を活用して無料枠を増やせる人などです。

電気使用量が71kWhで5,000円の無料の範囲に収められる人や、無料の範囲を超えても紹介制度を活用できる人であれば、格安の金額で電気を使えます。

タダ電で損になる人

タダ電で損になる人は、一人暮らしでもそれなりの電気使用量がある場合や、ファミリー世帯、オール電化など電気使用量が多い人です。

タダ電の損益分岐点は?でも確認したように、145kWh以上の電気を使用するかどうかが一つの目安にはなります。

しかし、実際には燃料費調整額や電力市場単価も加わることに注意しましょう。

タダ電についてのよくある質問

タダ電についてのよくある質問を以下4つまとめました。

  • タダ電は本当にタダになる?
  • タダ電は申し込みを停止している?
  • タダ電の解約金はいくら?
  • タダ電の申し込みをキャンセルしたい

それぞれ見ていきましょう。

タダ電は本当にタダになる?

タダ電は、電気代5,000円までであれば本当にタダになります。

ただし、電力量料金単価は一般的な電力会社の2倍近くあるため、無料分以上の電気を使う方は乗り換えるかどうかは慎重に検討しましょう。

タダ電は申し込みを停止している?

タダ電はサービス開始当初、予想以上の申し込み殺到により、一時申し込みを停止していた期間があったがすぐに再開しています。

もちろん、現在も申込みは受付中です。

タダ電の解約金はいくら?

タダ電は解約金は発生しません。

タダ電の申し込みをキャンセルしたい

タダ電の申込みをキャンセルする場合は、hello@tadaden.jpのメールアドレスにてキャンセルの連絡をしましょう。

まとめ

以上、タダ電について解説しました。

タダ電は5,000円分の電気代が無料になり怪しいと言われますが、超過した分のユーザーからの料金や広告収入により、しっかりと補えるビジネスモデルとなっているため、怪しいわけではありません。

ただし、確かに電気代5,000円が無料になる点は魅力的ですが、電力量料金単価は一般的な電力会社の2倍、燃料費調整額は非公表、電気代高騰のリスクが大きくなる電力市場単価が料金には含まれています。

タダ電に乗り換える際には、本当に今より安くなるのか十分にシミュレーションした上で判断するようにしましょう。

とは言っても、電力量料金単価を元に電気代をシミュレーションするまではできても、非公表の燃料費調整額や電力市場単価が実際電気代にどの程度影響があるのかは判断が難しいはず。

もし、タダ電についてより精度高くシミュレーションをしたいなら、専門的な知識を持った専門家に相談することも良いでしょう。

クラシェルジュ公式LINE相談窓口ではLINEで気軽に、安定して安い電力会社を探すことに関して相談できます。

電気代を少しでも節約して、家計の負担を軽くしたい方は、お気軽にご相談くださいね。

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