
「Looopでんきと東京ガスの電気、節約になるのはどっち?」
「ガスとのセット割りを考慮した場合、どちらの方がおトク?」
Looopでんきと東京ガスの電気は、どちらも東京電力より電気代を抑えられますが、どちらがよりお得か気になりますよね。
それぞれ料金体系やサービス内容が大きく異なりますが、結論、電気料金やガスとのセット料金に関しては、Looopでんきの方が圧倒的に安くなる可能性が高いです。
この記事ではLooopでんきと東京ガスの料金プランやサービス内容を徹底的に比較します。また、両社の特徴を踏まえてそれぞれどんな人におすすめかもあわせて解説します。
Looopでんきと東京ガスで迷っている方、Looopでんきから東京ガスへ変更しようか悩んでいる方(逆もしかり)は、ぜひ参考にしてください
この記事でわかること
- 電気料金が圧倒的に安いのはLooopでんき
- 家族構成別の電力料金シミュレーション
- Looopでんきがおすすめの人の特徴
- 東京ガスの電気がおすすめの人の特徴
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この記事の目次
Looopでんきと東京ガスの料金プランを比較
Looopでんきと東京ガスの電気は、料金体系が大きく異なります。
比較項目 | Looopでんき | 東京ガス | ||
---|---|---|---|---|
料金プラン | スマートタイムONE | 基本プラン | ||
料金単価 | 基本料金 | 10A | 287.09円 | 311.74円 |
15A | 430.64円 | 467.61円 | ||
20A | 574.18円 | 623.48円 | ||
30A | 861.27円 | 935.22円 | ||
40A | 1148.36円 | 1,246.96円 | ||
50A | 1435.45円 | 1,558.70円 | ||
60A | 1722.54円 | 1,870.44円 | ||
電力量料金 | 〜120kwh | 使用時間によって変動 | 29.70円 | |
121〜300kwh | 35.69円 | |||
301kwh〜 | 39.50円 | |||
燃料費調整額 | 1kWhあたり | 0円 | -6.50円 |
※東京ガス「基本プラン」は2025年3月検針分からの料金です。
※燃料調整額は2025年1月分の単価を記載しています。
電気代は「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」から主に成り立ちます。Looopでんきと東京ガスでは、この3つがそれぞれ異なるので、詳しく比べてみましょう。
Looopでんきと東京ガスの料金プランの比較
- 基本料金はLooopでんきの方がややお得
- 電力量料金は統計上Looopでんきの方が安い傾向
- 燃料調整額はLooopでんきの方が安い
基本料金はLooopでんきの方がややお得
基本料金は、電気の使用料に関わらず必ず発生する料金。契約しているアンペアによって金額が異なります。
基本料金を比較すると、どの契約アンペアでもLooopでんきの方がやや安いことが分かります。
契約アンペアが大きいほど差額も大きくなり、より節約になります。
電力量料金は統計上Looopでんきの方が安い傾向

電力量料金は、電気を使った分だけ発生する使用料金のこと。
電力量料金は、東京ガスのでんきは使用量に応じて29.90〜35.41円、Looopでんきは電気需要に応じて30分毎に変動するかたちです。
近年の傾向として、Looopでんきは他の電力会社より単価が安い傾向です。
参考として、2023年12月1・2日の電力量料金は15円〜25円でした。需要の高い時間帯であっても、東京ガスのでんきより4円ほど安くなっています。電気料金の低い時間帯であれば、10円以上の節約が可能です。
燃料調整額はLooopでんきの方が安い
燃料調整額とは、電気を調達するために発生したコストを電気料金に反映させるための単価です。燃料調整額は毎月変動します。
東京ガスの電気の2024年1月における燃料調整額は-9.67円でした。一方、Looopでんきは0円です。
12月分だけみると東京ガスの電気のほうが安く感じますが、1年間の平均は0.59円ですので、Looopでんきの方が安い結果となっています。
Looopでんきと東京ガスの料金をシミュレーション比較
Looopでんきと東京ガスのでんきを利用した場合、実際どれほど差が出るのか、以下の設定別でシミュレーションしてみました。
- 一人暮らしの場合
- ファミリー世帯の場合
- 電気とガスのセットの場合
結果としてはどのシミュレーションであってもLooopでんきの方が安いという結果になりました。
それぞれの状況別に、詳しく比較していきます。
※シミュレーションはLooopでんきの公式サイトが公開している2023年の実績値を引用し、同条件で東京ガスの料金も算出し比較しています。
一人暮らしの場合
一人暮らしの場合、Looopでんきのほうが東京ガスより月に平均1,586円安いという結果となりました。詳細は以下のとおりです。
【一人暮らし】Looopでんきと東京ガスのでんきの料金シミュレーション | |||
---|---|---|---|
Looopでんき | 東京ガスの電気 | 電気使用量(kWh) | |
2023年1月 | 7,237円 | 10,326円 | 227 |
2023年2月 | 5,216円 | 7,131円 | 188 |
2023年3月 | 3,057円 | 5,033円 | 142 |
2023年4月 | 2,346円 | 3,879円 | 117 |
2023年5月 | 2,499円 | 3,725円 | 116 |
2023年6月 | 2,757円 | 4,060円 | 130 |
2023年7月 | 4,572円 | 6,329円 | 200 |
2023年8月 | 4,919円 | 6,367円 | 209 |
2023年9月 | 4,971円 | 4,931円 | 171 |
1ヶ月の平均金額 | 4,167円 | 5,753円 | ー |
※東京ガスのでんきは20Aで想定しています。
ファミリー世帯の場合
ファミリー世帯(4人家族)の場合、Looopでんきを使用したほうが東京ガスより月に平均4.746円安くなります。詳細な比較は以下のとおりです。
【ファミリー世帯(4人家族)】Looopでんきと東京ガスのでんきの料金シミュレーション | |||
---|---|---|---|
Looopでんき | 東京ガスの電気 | 電気使用量(kWh) | |
2023年1月 | 17,948 | 26,729円 | 555 |
2023年2月 | 12,493 | 18,215円 | 448 |
2023年3月 | 7,536 | 13,309円 | 346 |
2023年4月 | 5,656 | 10,125円 | 279 |
2023年5月 | 5,929 | 9,609円 | 273 |
2023年6月 | 6,371 | 10,162円 | 298 |
2023年7月 | 10,804 | 15,932円 | 465 |
2023年8月 | 11,692 | 16,247円 | 491 |
2023年9月 | 11,708 | 12,521円 | 397 |
1ヶ月の平均金額 | 10,015円 | 14,761円 | ー |
※東京ガスのでんきは50Aで想定しています。
電気とガスのセットの場合

Looopでんきと東京ガスのでんきは、どちらも電気とガスのセット割りを用意しています。それぞれのセット割りの内容は以下のとおりです。
電気+ガスのセット割りの内容 | |
---|---|
Looopでんき | 電気料金単価が1円割引 |
東京ガスのでんき | 「電気基本料金+電力量料金」×0.5%を割引(※) |
※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。
これまで解説したシミュレーション表に照らして東京ガス×電気の割引額を計算したところ、割引額は一人暮らし世帯で月平均-262円でした。ファミリー世帯であれば月平均-676円です。ガスとのセット割りを計算するまでもなく、Looopでんきの方が電気代を節約できます。
詳細なシミュレーション金額を確認したい方は、以下のメニューをご覧ください。
1人世帯 | Looopでんき | 東京ガス・電気セット割の割引額 | 【割引適用後】東京ガスの電気の料金 |
---|---|---|---|
2023年1月 | 7,237円 | 369円 | 9,957円 |
2023年2月 | 5,146円 | 300円 | 6,832円 |
2023年3月 | 3,057円 | 218円 | 4,815円 |
2023年4月 | 2,346円 | 175円 | 3,704円 |
2023年5月 | 2,499円 | 173円 | 3,551円 |
2023年6月 | 2,757円 | 197円 | 3,863円 |
2023年7月 | 4,572円 | 321円 | 6,008円 |
2023年8月 | 4,919円 | 337円 | 6,030円 |
2023年9月 | 4,971円 | 270円 | 4,661円 |
月平均 | 4,167円 | 262円 | 5,491円 |
ファミリー世帯 (4人家族) | Looopでんき | 東京ガス・電気セット割の割引額 | 【割引適用後】東京ガスの電気の料金 |
---|---|---|---|
2023年1月 | 17,948円 | 976円 | 25,753円 |
2023年2月 | 12,493円 | 775円 | 17,439円 |
2023年3月 | 7,536円 | 584円 | 12,724円 |
2023年4月 | 5,656円 | 461円 | 9,664円 |
2023年5月 | 5,929円 | 450円 | 9,159円 |
2023年6月 | 6,371円 | 495円 | 9,668円 |
2023年7月 | 10,804円 | 807円 | 15,125円 |
2023年8月 | 11,692円 | 856円 | 15,390円 |
2023年9月 | 11,708円 | 680円 | 11,842円 |
月平均 | 10,015円 | 676 | 14,085円 |
結論|電気代を節約したいならLooopでんき一択
さまざまな角度から料金を比較した結果、基本料金・電力量料金・燃料額調整費・電気とガスのセット割り、どれをとってもLooopでんきの方が安い結果になりました。
電気代を節約したいのであれば、東京ガスのでんきよりもLooopでんき一択といえるでしょう。
Looopでんきと東京ガスのサービス内容を比較
料金を比較するうえではキャンペーン内容や初期費用・解約金などを比較するのも重要です。本章では、Looopでんきと東京ガスのでんきに関する月額料金以外の以下項目を比較します。
比較するサービス内容
- キャンペーン内容を比較
- セット割を比較
- 初期費用・解約金を比較
ひとつずつ見ていきましょう。
キャンペーン内容を比較

2025年月現在、Looopでんきと東京ガスのでんきが用意しているキャンペーンは以下のとおりです。
キャンペーン内容 | |
---|---|
Looopでんき | ・なし |
東京ガスの電気 | ・なし |
両社ともキャンペーンは行っていませんが、東京ガスでは新規申込みで電気代の基本料金が1ヶ月無料になります。
基本料金1ヶ月無料は、「基本プラン」または「ずっとも電気3(ビジネス用プラン)」への新規申し込みで適用されます。初月をおトクに利用したい方におすすめです。
セット割を比較

電気とガスのセット割りは『電気とガスのセットの場合』で解説したとおり、割引を利用したとしてもLooopでんきの方がおトクです。
一人暮らし、ファミリー世帯、どのシミュレーションであっても東京ガスのでんきの方が高くなってしまいます。
初期費用・解約金を比較

初期費用・解約金はLooopでんき・東京ガスの電気どちらも0円です。乗り換えにあたってのハードルはどちらも低いといえるでしょう。
Looopでんきと東京ガスのでんきの初期費用・解約金を比較 | ||
---|---|---|
Looopでんき | 東京ガスのでんき | |
初期費用 | 0円 | 0円 |
解約金(解約手数料) | 0円 | 0円 |
なお、解約する場合、東京ガスの電気は電話・Webどちらからも手続きできますが、Looop電気はWebのみとなっています。
Looopでんきが向いているのはどんな人?
Looopでんきが向いている人の特徴は以下のとおりです。
Looopでんきが向いている人
- とにかく電気代を安くしたい人
- 電気を使える時間を工夫できる人
それぞれの特徴を解説します。
とにかく電気代を安くしたい人

Looopでんきは燃料調整額が0円と、ベースが他の電力会社よりも安く設定されています。
また、電力量料金が最安値の時間帯で5円以下の場合もあり、そのような時間帯にまとめて電気を使用すれば、大幅な節約につながります。
そのため「サポート体制や企業の運営歴などを無視して、とにかく電気代を安くしたい」という方におすすめです。
電気を使える時間を工夫できる人

Looopでんきは、電気料金が30分毎に変動します。1日のうちで、極端に安い時間帯もあれば、それほどでもない時間帯もあるため、節約効果を感じるためには電気の使用時間を工夫できる人でなければなりません。
傾向としては深夜帯〜午前中にかけてが安いため、日中〜夕方の在宅が多い方にはあまり向きません。
日々の電気代に応じて電気の使用時間を調整できる方であれば、大きな節約が期待できるでしょう。
東京ガスが向いているのはどんな人?

※資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」(2023年11月時点)における、みなし小売電気事業者以外の事業者(新電力)での低圧電力の需要実績値。
東京ガスの電気向いている人の特徴は以下のとおりです。
東京ガスの電気が向いている人
- 限りなくリスクを小さくしたい人
- 東京電力より安くなれば十分な人
それぞれの特徴を解説します。
限りなくリスクを小さくしたい人
Looopでんきは、2011年に設立した比較的新しい電力会社です。一方、東京ガスは、電気事業自体は業歴が浅いものの企業自体は明治18年から続く老舗です。
長寿企業としての圧倒的な安心感があります。倒産リスクや電気事業からの撤退リスクがLooopでんきより少ないのが特徴です。
リスクを最小限にしつつ電気代を抑えたいという方は、東京ガスの電気が向いているでしょう。
東京電力より安くなれば十分な人
現在東京電力を利用中で「今より少しでも安くなればいいかな」と考えている方は、東京ガスの電気でも十分節約になります。
基本料金は変わらないものの、電力量料金は東京ガスの電気の方が若干安いため、少しずつではありますが着実に節約ができます。
参考までに、東京電力と東京ガスの電気の電力量料金をまとめました。
東京電力と東京ガスの電気の電力量料金比較 | ||
---|---|---|
東京電力 | 東京ガスの電気 | |
〜120kWhまで | 30.00円 | 29.7円 |
121kWh〜300kWh | 36.60円 | 35.69円 |
301kWh以上 | 40.69円 | 39.5円 |
※東京ガスは2025年3月検針分からの料金です。
Looopでんき・東京ガスの申し込み方法
Looopでんきと東京ガスのでんきの申し込み方法を解説します。
なお、以下の書類を用意しておくと、申し込みがスムーズに進みます。
- 現在利用している電力会社の請求書・明細書
- クレジットカード(Looopでんき)
現在利用している電力会社への手続きは必要ありません。新電力への切り替えと同時に自動で解約されます。
Looopでんきの申し込み方法
Looopでんきへの申込は、公式サイトからのWeb申し込みのみとなっています。電話は申し込みできません。申し込み手順は以下のとおりです。
Looopでんきへの申し込み方法
- 公式サイトにアクセス
- 現在利用している電力会社の情報を入力
- 申込者の情報を入力
- 支払い方法を入力
- 申し込み完了
手続きがスムーズに進めば、次回の検針日にはLooopでんきへ切り替わります。
東京ガスの申し込み方法
東京ガスの電気は、公式サイトまたは電話で申し込み可能です。本記事では、公式サイトからの申し込み方法を解説します。
東京ガスの電気への申し込み方法
なお、電話で申し込む際の問い合わせ先は0570−002239です。受付時間は9:00〜19:00(日曜・祝祭日のみ17:00まで)となっています。
まとめ
電気代を大幅に節約したい方には、燃料調整額が0円のLooopでんきがおすすめです。東京ガスの電気と比較しても、月平均1,000以上は節約できます。
ただし、Looopでんきは30分毎に電気料金が変動する料金形態を採用しているため、電気の利用時間帯を調整できない方は、反対に電気代が高くなってしまう可能性があります。
その点、東京ガスの電気は大幅な節約は期待できないものの、東京電力よりは着実に節約が可能です。
それぞれ料金形態が異なるため、ご自身のライフスタイルやニーズに合わせて、最適な電力会社を選びましょう。
\【簡単】2ステップで一番お得な電気料金を診断/
あなたにピッタリな電気料金が分かる!
「お住まいの地域」「世帯人数」の2つを選ぶだけで、お得な電気料金を診断できます。
\契約者数20,014人突破!/
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