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最終更新日:2025年05月30日

一人暮らしの電気代がおかしい?高い理由と節約対策を解説

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一人暮らしの電気代がおかしい?高い理由と節約対策を解説

「一人暮らしなのに電気代が異常に高い」「毎月の電気代がおかしいと感じる」と悩んでいませんか?

実際に、近年の電力料金値上げや生活スタイルの変化により、従来よりも電気代が高くなる傾向にあります。

しかし、電気代が高い原因を正しく理解し、適切な対策を講じることで大幅な節約が可能です。一人暮らしの電気代平均は月6,000円〜8,000円程度とされていますが、季節や地域、住宅設備によって大きく変動するため、まずは自分の状況を客観的に把握することが重要です。

この記事では、一人暮らしの電気代が高くなる具体的な原因から、今すぐ実践できる節約方法、長期的な電気代削減策まで詳しく解説します。電気代でお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。

クラシェルジュ編集部
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一人暮らしの電気代は?自分の電気代と比較してみよう

一人暮らしをしていて「電気代が高すぎておかしい」と感じている方は、まず自分の電気代が平均と比べてどの程度なのかを把握することが重要です。

総務省の家計調査によると、一人暮らしの電気代の月平均は約6,000円から8,000円の範囲内とされています。しかし、この数値はあくまで全国平均ですので、自分の電気代が適正かどうかを判断するには、季節別・地域別・住宅タイプ別のデータと比較する必要があります。

季節別の電気代平均(春夏秋冬)

一人暮らしの電気代は季節によって大きく変動します。最も電気代が高くなるのは冬場の1〜3月で、平均7,150円から7,749円程度となっています。これは暖房器具の使用頻度が高まることに加え、日照時間が短くなり照明を使う時間が長くなるためです。

季節・月電気代平均特徴
1〜3月(冬)7,150円〜7,749円暖房使用により最も高額
4〜6月(春)5,839円〜6,333円冷暖房不要で最も安価
7〜9月(夏)6,418円〜6,771円冷房使用により上昇
10〜12月(秋)6,356円〜6,557円徐々に暖房使用開始

春の4〜6月は冷暖房機器をほとんど使用しないため、年間で最も電気代を抑えられる時期です。この時期に電気代が高い場合は、冷暖房以外の要因で電力消費が増えている可能性があります。

夏場の7〜9月は冷房の使用により電気代が上昇しますが、冬場ほどではありません。これは暖房器具の方が冷房器具よりも多くの電力を消費するためです。

地域別の電気代平均(北海道・関東・関西など)

住んでいる地域によっても電気代は大きく異なります。これは気候条件の違いに加え、各地域の電力会社が設定している電気料金単価が異なるためです。

地域電気代平均主な要因
北海道・東北地方6,900円〜7,500円長期間の暖房使用
関東地方6,731円人口集中・電力需要大
北陸・東海地方7,109円冬季の降雪・暖房需要
近畿地方6,254円比較的温暖な気候
中国・四国地方7,449円地形による気候の変化
九州・沖縄地方6,274円〜6,927円温暖で暖房需要少

最も電気代が高いのは中国・四国地方で平均7,449円となっています。これは地形の影響で気候の変化が激しく、冷暖房の使用頻度が高いことが要因とされています。

一方、九州・沖縄地方は年間を通して温暖な気候のため、暖房費を抑えることができ、比較的電気代が安くなっています。

北海道・東北地方は寒冷地のイメージがありますが、断熱性の高い住宅が多いことや、効率的な暖房設備が普及していることから、意外にも中程度の電気代となっています。

オール電化の場合の電気代平均

オール電化住宅にお住まいの場合、電気代の構造が大きく異なります。関西電力によると、一人暮らしでオール電化住宅の電気代平均は月額11,415円となっており、一般的な電気・ガス併用住宅の約6,808円と比較すると、かなり高額になります。

オール電化住宅では、調理・給湯・暖房のすべてを電気で賄うため、必然的に電気使用量が多くなります。しかし、ガス代が一切かからないため、光熱費全体で考えると必ずしも高額になるわけではない点に注意が必要です。

オール電化住宅で電気代が高くなる主な要因

  • 給湯器(エコキュートなど)が24時間稼働し、常に電力を消費
  • IHクッキングヒーターが瞬間的に高い電力を消費
  • 暖房も電気式のため、冬場は特に電気代が急上昇

ただし、多くのオール電化向け料金プランでは夜間電力が割安に設定されているため、電気の使用時間を工夫することで電気代を抑えることが可能です。特に給湯器は夜間の安い電力でお湯を沸かして貯めておくシステムのため、昼間の高い電力を使わずに済む設計になっています。

一人暮らしで電気代8000円は高い?適正料金の判断基準

一人暮らしで月の電気代が8000円という方は、前述の平均データと照らし合わせると、月平均の6,000円〜8,000円の範囲内であり、決して異常に高い金額ではありません

とはいえ、冬場(1〜3月)であれば平均的な金額ですが、春や秋の電気代としては少し高めの水準といえます。またオール電化住宅であれば平均を大きく下回る金額です。状況によって妥当な金額かは変わるといえるでしょう。

電気代8000円が適正かどうかを判断するポイントとして、過去1年間の自分の電気代推移と比較してみてください。在宅時間の変化(テレワーク導入など)がないか、新しい家電を導入していないか、既存の家電に不調がないかなど確認が必要です。

これらの要因に心当たりがなく、継続的に8000円を超える場合は、何らかの対策を検討することをおすすめします。

電気代が急に高くなったと感じる5つの主な原因

最近電気代が急激に上がったと感じている方は多いのではないでしょうか。実際に、様々な要因が重なって電気代が高騰している状況があります。

ここでは、電気代が急に高くなる主な原因を5つに分けて詳しく解説します。

自分の状況と照らし合わせて、どの要因が当てはまるかチェックしてみてください。

電力料金の値上げによる影響

2023年6月から大手電力会社7社が一斉に電気料金の値上げを実施しました。この影響で、何も使い方を変えていないのに電気代が高くなったと感じる方が急増しています。

電力会社平均値上げ幅値上げ前(400kWh/月)値上げ後(400kWh/月)
北海道電力20.1%15,662円18,885円
東北電力21.9%13,475円16,657円
東京電力15.3%14,444円16,522円
北陸電力39.7%11,155円15,879円
中国電力26.1%13,012円16,814円
四国電力23.0%12,884円16,123円
沖縄電力36.6%14,074円19,397円

7社の平均値上げ幅は26.1%と、家計に大きな影響を与える水準となっています。特に北陸電力は39.7%の大幅値上げとなり、月4,000円以上の負担増となりました。

電力料金値上げの主な理由

  • 火力発電の燃料となる天然ガスの価格高騰
  • 円安による燃料輸入価格の上昇
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金の増加

政府は2024年4月まで緩和措置(電気代補助)を実施していましたが、その後は徐々に補助額を引き下げています。このため、2024年以降は特に電気代の上昇を実感する方が多くなっています。

在宅時間の増加(テレワーク・リモートワーク)

テレワークやリモートワークの普及により、自宅で過ごす時間が大幅に増加した方も多いでしょう。在宅時間が長くなると、必然的に電気の使用量も増加します。

在宅時間増加で電気使用量が増える理由

  • 照明を点ける時間が長くなる
  • パソコンやモニターの稼働時間が延びる
  • エアコンの使用時間が大幅に増加
  • テレビや音響機器の使用頻度が上がる

特にエアコンの影響は大きく、これまで日中は消していたエアコンを一日中稼働させることで、電気代が月数千円上がるケースも珍しくありません。

また、オンライン会議の増加により、パソコンやWi-Fiルーターなどの通信機器の稼働時間も増えています。

一見すると消費電力が少ない機器でも、長時間使用することで積み重なって電気代に影響を与えます。

季節要因(冬の暖房・夏の冷房使用増加)

季節の変わり目、特に冬場や夏場にエアコンなどの冷暖房機器を使い始めると電気代が急激に上昇します。

冬場の暖房使用時は、一人暮らしでも電気代が1万円を超えることは珍しくありません。

季節による電気代上昇の特徴

  • 冬場(12月〜2月):暖房器具により最も高額になりやすい
  • 夏場(7月〜9月):冷房使用により中程度の上昇
  • 春・秋:冷暖房不要で年間最安値

暖房が冷房よりも電気代が高くなる理由は、外気温と室内の設定温度の差にあります。

冬場は外気温が0度近くまで下がる一方、室内は20度以上に保つ必要があり、その温度差を埋めるために多くのエネルギーが必要になります。

また、熱を発生させる電化製品(電気ストーブ、こたつ、ホットカーペットなど)は一般的に消費電力が大きいという特徴もあります。

契約プランやアンペア数の不適合

現在契約している電力プランやアンペア数が、実際の生活スタイルに合っていない場合も電気代が高くなる原因となります。

特に引っ越し時にそのまま前の住人の契約を引き継いだ場合、無駄に高い料金を支払っている可能性があります。

契約内容で電気代が高くなるパターン

  • 一人暮らしなのに50A以上の高アンペア契約
  • 昼間在宅なのに夜間電力割引プランに加入
  • 電気使用量が少ないのに大容量プラン契約

一人暮らしの場合、適切なアンペア数は20A〜30A程度とされています。40A以上で契約している場合は、基本料金が無駄に高くなっている可能性があります。

アンペア数基本料金(東京電力の場合)一人暮らしでの適否
20A590円△ やや不足
30A886円◎ 適正
40A1,181円△ やや過剰
50A1,476円× 過剰

ただし、アンペア数を下げすぎると、複数の家電を同時使用した際にブレーカーが落ちる可能性があります。

自分の使用パターンを確認して、適切なアンペア数を選ぶことが重要です。

家電の劣化や古い機器の使用

古い家電製品は、新しい省エネ型の製品と比較して多くの電力を消費する傾向があります。

特に10年以上使用している家電は、著しく電力効率が悪化している可能性があります。

電気代が上がりやすい古い家電

  • エアコン:フィルターの目詰まりや冷媒の劣化
  • 冷蔵庫:断熱材の劣化や冷却効率の低下
  • 洗濯機:モーター効率の悪化
  • 照明:白熱電球や古い蛍光灯の使用

一人暮らしの初期費用を抑えるために中古家電を購入した場合は、長期的な電気代も考慮して買い替えを検討することをおすすめします。

電気料金の内訳を詳しく見てみよう

電気代が高いと感じたときは、まず電気料金がどのような仕組みで計算されているかを理解することが重要です電気料金の内訳を把握することで、どの部分を見直せば節約効果が高いかが分かります。

ここでは、電気料金を構成する主要な3つの要素について詳しく解説します。

基本料金の仕組みとアンペア数

基本料金は、電気の使用量に関係なく毎月必ず支払う固定費用です。

契約しているアンペア数によって基本料金が決まる「アンペア制」を採用している電力会社が多く、アンペア数が大きいほど基本料金も高くなります。

アンペア数基本料金(東京電力)基本料金(関西電力)一人暮らしでの適否
10A295円× 容量不足
15A443円△ ギリギリ
20A590円◎ 適正
30A886円◎ 適正
40A1,181円△ やや過剰
最低料金制433円

関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力では「最低料金制」を採用しており、一定の電力使用量までは定額料金となっています。

アンペア数選択の目安

  • 20A:最低限の家電のみ使用する場合
  • 30A:一般的な一人暮らしに最適
  • 40A以上:同時に多くの家電を使用する場合

アンペア数を下げれば基本料金は安くなりますが、同時に使用できる電気量も制限されます。

例えば、電子レンジ(15A)とドライヤー(12A)を同時に使うと27Aとなり、20A契約ではブレーカーが落ちてしまいます。

一人暮らしでも、洗濯しながら料理をするなど、複数の家電を同時使用する場面を考慮して適切なアンペア数を選ぶことが大切です。

電力量料金(従量料金)の計算方法

電力量料金は、実際に使用した電力量(kWh)に応じて支払う料金です。

多くの電力会社では3段階の料金体系を採用しており、使用量が増えるほど単価が高くなる仕組みとなっています。

使用量段階東京電力(従量電灯B)関西電力(従量電灯A)
第1段階〜120kWh:30.00円〜120kWh:22.83円
第2段階121〜300kWh:36.60円121〜300kWh:25.32円
第3段階301kWh〜:40.69円301kWh〜:28.76円

一人暮らしの場合、月の電力使用量は150〜250kWh程度が一般的なので、主に第1段階と第2段階の料金が適用されます。

電力使用量を抑えることは、単価の安い第1段階の範囲内に収めることにもつながります。

月120kWh以内に抑えられれば、最も安い単価で電気を使用できるため、大幅な節約効果が期待できます。

燃料費調整額と再エネ賦課金

電気料金には、基本料金と電力量料金以外にも「燃料費調整額」と「再エネ賦課金」という項目が含まれています。

これらは電力会社や利用者が直接コントロールできない外部要因により決まる料金で、近年の電気代高騰の主要因となっています。

燃料費調整額とは

  • 発電に必要な燃料(原油・天然ガス・石炭)の価格変動を反映
  • 燃料価格が上昇すると電気代も上昇
  • 毎月見直しが行われ、3ヶ月の平均価格で計算

燃料費調整額は、為替レートや国際的な燃料価格の影響を受けます。近年は円安や地政学的リスクにより燃料価格が高騰しており、この影響で電気代が大幅に上昇しています。

再エネ賦課金とは

  • 再生可能エネルギーの普及促進のために全国民が負担
  • 太陽光・風力発電などの買取費用を消費者が負担
  • 使用電力量に比例して課金される

再エネ賦課金は年々増加傾向にあり、2016年の2.25円/kWhから2023年には3.45円/kWhまで上昇しています。一人暮らしで月200kWh使用する場合、再エネ賦課金だけで月690円の負担となります。

年度再エネ賦課金単価月200kWh使用時の負担額
2016年2.25円/kWh450円
2020年2.98円/kWh596円
2023年3.45円/kWh690円

燃料費調整額と再エネ賦課金は、個人の努力では削減できない費用です。

しかし、電力使用量を減らすことで、これらの負担額を間接的に削減することは可能です。

電気代を節約するには、コントロール可能な基本料金と電力量料金の見直しに重点を置くことが効果的です。

一人暮らしの電気代を節約する方法

電気代が高いと感じている方は、まず日常生活の中でできる節約方法から始めてみましょう。

電気代の節約には、すぐに実践できる方法と、長期的な投資が必要な方法の2つのアプローチがあります。

まずは費用をかけずにできる節約術を実践し、その後で家電の買い替えなどの本格的な対策を検討するのが効果的です。

すぐできる電気代節約術

エアコンの設定温度と使い方を工夫する

エアコンは家庭で最も電力を消費する家電の一つです。

設定温度を1℃調整するだけで、消費電力を約13%削減できるとされています。

エアコンの節電設定温度

  • 夏の冷房:28℃設定(体感温度を下げる工夫と併用)
  • 冬の暖房:20℃設定(着込みや暖かいグッズと併用)
  • 自動運転モード:こまめなON/OFFより効率的

部屋を冷やしたり暖めたりする際は、扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させることで、設定温度を控えめにしても快適に過ごせます。

意外に知られていないのが、エアコンの「自動運転モード」の活用です。こまめに電源をON/OFFするよりも、自動運転で一定の温度を保つ方が消費電力を抑えられます。

短時間の外出であれば、エアコンをつけっぱなしにした方が節電になる場合もあります。

冷蔵庫の省エネ使用

冷蔵庫は24時間稼働する家電のため、使い方次第で特に大きな節電効果が期待できます。

冷蔵庫の節電方法

  • 食品を詰め込みすぎない(冷気の循環を確保)
  • 熱い食品は冷ましてから保存する
  • 開閉回数と時間を最小限に抑える
  • 設定温度を「中」程度に調整する

冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎると、冷気の循環が悪くなり、冷却効率が低下します。目安として、冷蔵室は7割程度、冷凍室は9割程度の容量に留めることが推奨されています。

照明・テレビの節電テクニック

照明の節電方法

  • 不要な照明はこまめに消す
  • 昼間はカーテンを開けて自然光を活用
  • 明るさを適度に調整する(調光機能の活用)

テレビの節電方法

  • 画面の明度を適切に調整
  • 見ていない時間は電源OFF
  • 音量を上げすぎない

テレビについては、画面の明度設定を見直すことで節電効果が得られます。工場出荷時の設定は明るすぎる場合が多く、適度に暗くしても視聴に支障はありません。

また、そもそも大画面での視聴が必要ない場合は、テレビではなくモバイル端末を活用することで節電につながります。

待機電力のカット

多くの家電製品は、電源を切った状態でも微量の電力を消費し続けています。

この「待機電力」は一般家庭の電力消費量の約5〜10%を占めており、一人暮らしでも年間数千円の電気代に相当します。

待機電力が多い家電

  • テレビ・レコーダー:リモコン待機や番組表更新
  • パソコン・プリンター:スリープモードや電源ランプ
  • エアコン:室温センサーやタイマー機能
  • 電子レンジ:時計表示や待機状態

待機電力をカットする最も確実な方法は、使用しない家電のコンセントを抜くことです。ただし、毎回コンセントを抜き差しするのは面倒なため、スイッチ付きの電源タップを活用することをおすすめします。

旅行や出張で数日間家を空ける際は、冷蔵庫以外の家電のコンセントを抜いておくようにしましょう。また、就寝前にテレビやパソコン周辺機器の電源タップをOFFにするだけでも、夜間の待機電力を削減できます。

長期的に効果てきめん!家電の買い替え

すぐにできる節約術を実践した後は、古い家電の買い替えを検討しましょう。

初期投資は必要ですが、長期的に見ると電気代の大幅な削減が期待できます。

買い替えがおすすめな3つの家電

省エネ家電への買い替えで最も効果が高いのは、消費電力の大きい家電から順に交換することです。

エアコン、冷蔵庫、洗濯機の順で買い替えを検討すると、効率的に電気代を削減できます。

家電10年前の製品最新省エネ製品年間節約効果
エアコン(6畳用)約800kWh約500kWh約9,000円
冷蔵庫(300L)約500kWh約250kWh約7,500円
洗濯機(7kg)約200kWh約100kWh約3,000円

省エネ家電を選ぶ際は、「統一省エネラベル」を参考にしましょう。★の数が多いほど省エネ性能が高く、年間の電気代目安も表示されているため比較検討が容易です。

なお、自治体によっては省エネ家電の購入に対して補助金を支給している場合があります。買い替えを検討する際は、お住まいの地域の補助金制度も併せて調べてみることをおすすめします。

LED照明への交換

白熱電球や蛍光灯をLED照明に交換することは、最も手軽で効果の高い節電対策の一つです。LED照明は従来の白熱電球と比較して約80%、蛍光灯と比較して約50%の消費電力削減が可能です。

照明の種類消費電力寿命年間電気代(1日8時間使用)
白熱電球(60W相当)60W約1,000時間約5,256円
蛍光灯(60W相当)15W約6,000時間約1,314円
LED電球(60W相当)9W約40,000時間約788円

LED照明の最大の利点は、消費電力の少なさに加えて圧倒的に長寿命であることです。

白熱電球の約40倍の寿命があるため、電球交換の手間と費用も大幅に削減できます。

初期費用はLED電球の方が高くなりますが、電気代の節約効果と寿命の長さを考慮すると、1年程度で元を取ることができます。

一人暮らしの照明をすべてLED化することで、年間数千円の電気代節約が可能になります。

電力会社乗り換えで電気代を根本から見直そう

一人暮らしの電気代は、電力会社を見直すだけでぐんと安くできる可能性もあります。

特に引っ越した際に管理会社や不動産会社から言われたままの会社を契約している場合、非常に高い電気料金を払っているケースも多いです。

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電気代がおかしい時の対処法と相談先

電気代が急に高くなったり、明らかに異常な金額になったりした場合は、慌てずに段階的に原因を調べていくことが重要です。

ここでは、電気代に異常を感じた時の具体的な対処法を順を追って解説します。 まずは自分でできる確認から始めて、それでも原因が分からない場合の相談先まで詳しく説明します。

まずは過去の電気代との比較を行う

電気代の異常を感じた時に最初に行うべきは、過去の電気代との詳細な比較です。電気代の請求書やマイページの料金確認画面、引き落とし口座の履歴を過去1年分程度用意して、月別の推移を確認してみましょう。

特に重要なのは、同じ季節の前年との比較です。例えば、今年の1月と昨年の1月を比較することで、季節的な要因を除いた真の変化を把握できます。

また、電気代の総額だけでなく、電力使用量(kWh)も併せて確認することで、使用量の増加が原因なのか、料金単価の変更が原因なのかを判別できます。

急激な変化があった場合は、その時期に生活環境に変化がなかったかを振り返ってみてください。テレワークの開始、新しい家電の導入、家族構成の変化など、電力使用量に影響する要因がないか確認しましょう。

メーター検針値を確認する

電気代の請求に間違いがないかを確認するため、実際の電力メーターの数値と請求書の検針値を照らし合わせることが重要です。まれに検針ミスや入力ミスが発生することがあります。

メーター確認の方法

  • 電力メーターの設置場所を確認(通常は建物の外壁)
  • メーターの数値を記録し、請求書と照合
  • スマートメーターの場合はデジタル表示を確認
  • 前回検針値からの差分が妥当かチェック

従来型のアナログメーターの場合は、複数の円盤の数値を正しく読み取る必要があります。読み方が分からない場合は、電力会社のウェブサイトに詳しい説明があるので参考にしてください。

スマートメーターが設置されている場合は、デジタル表示で使用量が表示されます。また、スマートメーターでは30分ごとの詳細な使用量データも確認できる場合があります。

メーター値と請求書の数値に大きな差がある場合は、検針ミスの可能性があります。この場合は速やかに電力会社に連絡して確認を依頼しましょう。

漏電や設備不良の可能性をチェックする

電気代が異常に高い場合、漏電や家電の故障が原因となっている可能性があります。漏電は電気代を押し上げるだけでなく、火災の原因にもなるため早急な対処が必要です。

漏電・設備不良のチェック項目

  • ブレーカーが頻繁に落ちないか
  • コンセント周辺に焦げ臭いにおいがないか
  • 家電に異常な発熱や動作音がないか
  • 電気を使っていない時間帯の消費量

漏電の兆候として、ブレーカーが頻繁に落ちる、特定のコンセントを使うとブレーカーが落ちる、コンセント周辺が異常に熱くなるなどの症状があります。これらの症状がある場合は、すぐに該当箇所の使用を中止してください。

また、古い家電が故障している場合も電力消費量が異常に増加することがあります。特にエアコンや冷蔵庫などの長時間稼働する家電で、異常な音や振動、発熱がないか確認しましょう。

簡易的な漏電チェック方法として、すべての家電の電源を切った状態で電力メーターが回り続けていないかを確認する方法があります。メーターが動いている場合は、どこかで電力が消費されている可能性があります。

あまりに異常な場合は電力会社へ相談・問い合わせを

自分で確認できる範囲で原因が特定できない場合や、明らかに異常な電気代が請求されている場合は、迷わず電力会社に相談しましょう。電力会社では専門のスタッフが対応してくれます。

電力会社への相談内容

  • 具体的な電気代の増加幅と時期
  • 生活環境や使用状況の変化
  • メーター確認の結果
  • 漏電チェックの結果

電力会社に連絡する際は、お客様番号や供給地点特定番号などの契約情報を手元に用意しておくとスムーズです。これらの番号は電気代の請求書や検針票に記載されています。

電力会社では、検針値の再確認、メーターの点検、過去の使用量データとの比較などを行ってくれます。必要に応じて現地調査も実施してもらえます。

もし検針ミスや計算ミスが発見された場合は、正しい金額での再請求となります。また、設備の不具合が原因の場合は、修理や交換の手配も行ってもらえます。

賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社への連絡も忘れずに行いましょう。設備の修理費用負担や、他の入居者への影響なども考慮する必要があります。

まとめ

一人暮らしの電気代が「おかしい」と感じる場合、まずは平均的な電気代と比較して現状を把握することが重要です。一人暮らしの電気代平均は月6,000円〜8,000円程度ですが、季節や地域によって大きく変動します。

電気代が高くなる主な原因として、電力料金の値上げ、在宅時間の増加、古い家電の使用などがありました。節約対策では、エアコンの設定温度調整や待機電力カットなどすぐできる方法から始め、長期的には省エネ家電への買い替えが効果的です。

それでも安くならない、という場合は電力会社の切り替えも検討してみてください。その際はぜひクラシェルジュをご活用くださいね。

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