インターネット無料のマンションで個別契約は可能?契約手順やできないときの対処法を解説

インターネット無料や完備のマンションに住もうとしている人や現在居住している人は「光回線を個別契約したいけど、できるの?」といった疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
結論から述べると、インターネットの個別契約ができるかどうかは大家や管理会社の意向や、設備状況によって異なります。
そこで今回は、インターネット無料のマンションで個別契約ができるのかや、個別契約をする方法・工事の内容・契約できないときの対処法などを解説します。インターネット完備(無料)の賃貸・分譲マンションに住んでいて、個別契約を検討したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
インターネット無料のマンションで個別契約はできる?
インターネット無料のマンションで個別契約ができるかどうかは、建物によって異なります。
基本的には個別契約できないケースが多くあるものの、一部では個人で自由に契約できる場合も。以下で個別契約できない理由や、例外について詳しく解説します。
ネット無料のマンションでは個別契約できないことが多い

上述したとおり、ネット無料のマンションでは個別契約ができないケースが多く見られます。
インターネット無料のマンションの場合は、大家や管理会社がまとめて契約している回線が建物、あるいは部屋まで引き込まれているため、別の回線を利用できないことが理由です。
また、回線工事は建物に穴を開けるなどの作業が必要なため、新規に回線工事をしたくないオーナーの場合は、個別契約できないことがあります。
そもそもインターネット無料のマンションとは?
インターネット無料のマンションとは、文字どおりネット回線が利用できる賃貸物件を指しますが、厳密にいうと4つのタイプに分かれます。それぞれの特徴は、以下を参照してください。
配線設備タイプ | 意味 | 個別契約の可否 |
---|---|---|
光ファイバー対応 | 建物の共用部まで光回線が引き込まれており、部屋までは未配線 or 配線済み。 | ◎ (光回線の契約可) |
光ファイバー完備 | 光ファイバーが各部屋まで配線済みですぐに利用可能な環境。 | △ |
インターネット対応 | 建物にインターネット設備(ADSL・CATV・光など何かしらの設備)が導入済み。 | 〇 (ADSL・CATV・光など指定のいずれかが契約可) |
インターネット完備 | 各部屋までインターネット設備(ADSL・CATV・光など何かしらの設備)が配線済み。入居時からインターネットが使える状態。 | △ |
このうち、インターネット無料物件と呼ばれるのは「光ファイバー完備」「インターネット完備」になります。いずれも各部屋まで光ファイバーやインターネット設備が引き込まれていて、入居時からすぐにネットを利用できる状態です。
なお「光ファイバー対応」の場合は、光回線の個別契約が可能です。またインターネット対応も、個別契約ができます。
大家や管理会社の許可があれば個別契約・プロバイダ変更が可能なケースも

インターネット無料物件のうち、「光ファイバー完備」「インターネット完備」の場合は原則として個別契約はできません。ただし、大家や管理会社の許可があれば契約できるケースも。マンションの設備や物件の状況次第で異なるため、個別に契約したい人は相談してみるとよいでしょう。
マンションでインターネットを個別契約する手順
本項目では、マンションでインターネットを個別契約する手順を解説します。主な手順は、次のとおりです。
インターネット個別契約の手順
- 大家・管理会社へ確認する
- 契約したいネット回線に申し込む
- 工事などが必要になる場合は開通日や工事日程の調整をする
以下で、各ステップの詳細を解説します。
大家や管理会社への確認
マンションでインターネットを個別契約する場合は、まず大家や管理会社に連絡して契約の可否を必ず確認しましょう。
基本的には、物件を管理している管理会社に連絡を入れ、管理会社から大家の許可を仰ぎます。日頃から大家と交流があるなら、直接尋ねてみるのもよいでしょう。
もし大家や管理会社への連絡先がわからない状況なら、部屋を借りた際に手続きをした不動産会社に確認してみてください。
なお、UR賃貸に住んでいる場合はUR都市機構、市営住宅や公団に住んでいる人は市や区の担当者に許可をとる必要があります。
契約したいネット回線を申し込む
許可が取れたら、契約したいネット回線を申し込みましょう。ネット回線の申込みは、基本的に電話またはWebから行いますが、24時間対応のWebのほうがおすすめです。
なお、ネット回線の申し込みから開通までの期間は、シーズンや工事の有無などによって異なるものの、一般的に1〜2か月程度かかるといわれています。引っ越してからすぐにネットを利用したい場合は、なるべく早く申し込むとよいでしょう。
必要に応じて開通日や工事日程の調整をする
申し込み手続き時(申し込み後の場合もあり)には、希望の開通日と必要であれば工事の日程調整が必要になります。
上述したとおり、ネット回線の開通には1〜2か月かかることも少なくないため、希望の開通日に間に合わせるためには早めに申し込みをしてください。
工事日の日程調整も、申し込み手続き時、または申し込み後に行います。工事が行われる場合は、あらかじめ大家または管理会社に連絡が必要なケースがあります。もし許可を取る際に工事の件に触れていないときは、念のために連絡を入れておくとよいでしょう。また工事の許可を取っていたとしても、工事日を伝えておくとベターです。
ネット無料のマンションで光回線を個別契約する際の工事内容
ネット無料のマンションの場合、各部屋まで光回線方式・VDSL方式・LAN配線方式・CATV回線方式のいずれかで配線されていることが多い傾向にあります。各方式によって工事が必要かどうかが変わるため、以下で詳しく解説します。
光配線方式・LAN配線方式・VDSL方式のいずれかの場合は工事不要

マンションが光配線方式・LAN配線・VDSL方式方式のいずれかの場合は、すでに配線が各戸まで引き込まれていることが多いため、原則工事は不要です。
ただしLAN配線方式・VDSL方式のケースでは、回線速度の遅さがネックになる可能性があります。各方式の最大速度・平均速度は以下のとおりです。
方式 | 最大速度 | 平均速度 |
---|---|---|
光配線方式 | 1〜10Gbps | 100~300Mbps (1Gbpsの場合) |
LAN方式 | 1Gbps | 60~90Mbps |
VDSL方式 | 100Mbps | 30〜90Mbps |
一般的に光配線方式であればネット閲覧・SNS・動画視聴・オンラインゲームなどを問題なく楽しめますが、VDSL方式・LAN配線方式の場合はストレスを感じてしまうことも珍しくありません。
LAN配線方式・VDSL方式を光配線方式に変更したい場合は、別途大家や管理会社の許可と、工事が必要になるケースがあります。そのため、いちど大家または管理会社に変更ができるかどうか、工事が入っても問題ないかを確認しましょう。
独自回線を引きたい場合は工事が必要になる
マンションにすでに引き込まれている光回線とは別の独自回線を利用したい場合は、まずは大家や管理会社への相談が必要になります。独自回線を敷くケースでは工事が必要になるため、あらかじめ工事があることも伝えて許可をとるとスムーズです。
なお、NURO光・auひかりなどの独自回線は、設備状況やエリアによっては利用できない場合があります。また建物の状況などが原因で工事が難しいケースも。そのため、まずは大家・管理会社に許可を取ったあと、マンションに独自回線を導入できるかを問い合わせてみると失敗がありません。
CATV回線の場合は工事が必要

CATV回線を利用できるネット無料のマンションで光回線を個別契約したい場合は、工事が必要です。CATV回線は建物まで光ファイバーが引き込まれていない状態のため、部屋まで光ファイバーを通さなければいけないからです。
そのため、独自回線などと同じく、大家・管理会社にまずは契約と工事の許可を取るのが必須です。許可が取れたら、希望の光回線に申し込んでください。
マンションの無料ネットが遅い!個別契約できない場合の対処法
マンションで利用できる無料のネットは、よく速度が遅いといわれています。光回線と個別契約ができれば速度の問題は解決できますが、個別契約不可の場合は光回線導入以外の対処法をとらなければいけません。
以下でホームルーターやモバイルWi-Fiなど、ネット無料マンションの回線速度が遅い場合の解決方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ホームルーターを契約する

マンションの無料ネットが遅い場合は、ホームルーターを利用するのがおすすめです。ホームルーターとは据え置きタイプのWi-Fiルーターで、電源を入れるだけでWi-Fi環境を構築できます。
光回線と違って壁に穴を開けるような工事は一切ないため、個別契約が禁止のマンションでも問題なく利用できます。
ホームルーターを提供している事業者が数多くありますが、とくにおすすめなのはドコモの「ドコモhome5G」。以下で、特徴や導入するメリットなどを解説します。
光回線のような高速通信!『ドコモhome5G』

ドコモhome5Gは、ドコモユーザー以外でも使えるホームルーターです。データ容量は無制限のため、実質光回線・VDSL回線のように利用できるのが魅力だといえるでしょう。
また4Gだけでなく、5G通信に対応しているのも強み。通信速度は最大で下り4.2Gbpsとなっており、実測値でも地域や時間帯によっては光回線に迫るスペックです。
加えて、契約時にお得なキャンペーンが適用されるのもメリット。キャンペーンサイトから申し込むことで、20,000円分のAmazonギフトカードがプレゼントされます。
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モバイルWi-Fiを契約する

モバイルWi-Fiを契約するのも、マンションの無料ネットが遅いときの有効な対処法です。モバイルWi-Fiとは持ち運び可能な小型のWi-Fiで、ポケットWi-Fiなどとも呼ばれています。
小型で軽量のため、カフェや旅行先など、家以外でもネットを使いたい人にはぴったりのタイプです。
モバイルWi-Fiを提供している事業者も数多くありますが、なかでもおすすめなのは「とくとくBB×UQWiMAX」です。以下で、特徴やお得なキャンペーン内容を解説します。
データ無制限&高額キャッシュバック『とくとくBB×UQWiMAX』
とくとくBB×UQWiMAXは、データ無制限で使えるモバイルWi-Fiです。4Gに加えて5Gにも対応していて下り最大4.2Gbpsの高速通信が可能。VDSL・LAN配線方式で利用している人なら、速度の向上を感じられるでしょう。
とくとくBB×UQWiMAXは、キャンペーン特典が豊富なのも大きなメリットです。とくにキャッシュバック額が大きく、すべての人を対象に34,600円のキャッシュバックが受けられます。また、オプション同時申込で2,000円が加算されます。
現在ホームルーターやモバイルWi-Fiを利用している人にとっても、とくとくBB×UQWiMAXへの乗り換えがお得になる可能性があります。他社解約違約金相当を40,000円までキャッシュバックしてくれるため、ノーリスクで乗り換えるうえに、上記のキャッシュバックも受け取れますよ。
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スマホのテザリング機能を活用する

VDSL・LAN配線方式で接続していて遅いと感じる場合には、スマホのテザリング機能を使うことでも通信速度を向上させられる可能性があります。
ただしスマホで契約しているデータ容量が無制限でない場合には、契約データ容量を超えて通信すると通信制限がかかって遅くなったり、追加で容量を購入したりする必要があるため、注意しましょう。
マンションのインターネット個別契約に関するよくある疑問
マンションのインターネット個別契約に関するよくある質問には、個別契約できない理由や光回線が引けないマンションの特徴などがよく寄せられます。
以下で、頻出する質問や悩みに回答しているので、参考にしてみてください。
マンションでインターネットが個別契約できない理由は?
マンションでインターネットが個別契約できない理由としては、大家や管理会社がまとめてプロバイダと契約している可能性が挙げられます。
とくにインターネット無料と謳われているマンションの場合は一括契約していることが多く、その場合個別契約は難しいといえるでしょう。
気になる人は、入居前に仲介する不動産会社や管理会社に問い合わせて、個別契約ができるかどうかを確認しておくと失敗がありません。
光回線が引けないマンションは?
光回線が引けないマンションは、光回線用のポートが既に埋まっている、設備の問題で光ファイバーケーブルを通せない、すでに一括で特定の業者と契約しているなどが挙げられます。
また、大家や管理会社の許可が得られない場合も、光回線は引けません。
分譲マンションのプロバイダを自分で変更することはできる?
分譲マンションのプロバイダを自分で変更することは、基本的にはできません。ただし、大家や管理会社の許可を得られれば、個別に変更できる可能性があります。
プロバイダを変更したい場合は、契約する前に許可を取りましょう。
マンション備え付けのインターネットが遅い時はどうすればいい?
マンションに備え付けのインターネットが遅いときには、ホームルーター・モバイルWi-Fi・スマホのテザリングの利用を検討してみてください。
速度重視の人はホームルーターを選ぶとよいでしょう。ルーターを持ち運んで使いたい人は、モバイルWi-Fiがおすすめです。スマホのデータ容量が無制限なら、テザリングを使ってみて、それでも速度に満足できなければホームルーター・モバイルWi-Fiの導入を検討するのもよい対処法です。
個別契約におすすめの光回線は?
個別契約におすすめの光回線は「GMOとくとくBB光」です。

GMOとくとくBB光はドコモ光やソフトバンク光などと同じ光コラボレーションで、契約期間の縛りがなく解約金がかからないため、気軽に乗り換えられるのがメリットです。
また、他社光回線に比べて月額料金が安めなのも魅力のひとつ。
工事費も実質無料になるため、初期費用はほぼかからず契約できるのも好印象です。
さらに、高額なキャッシュバックキャンペーンが行われているのもGMOとくとくBB光の強み。他社と比較しても最高水準のキャッシュバック額のため、乗り換えるのにはぴったりの光回線だといえるでしょう。
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この記事は「現在マンションに住んでいる」「これからマンションに住む予定で、光回線の契約を検討している方」という方に向けての記事です。 そもそも、マンションで光回線は契約できるの? 光回線の契約にあたって確認することはある […]
続きを読むまとめ
今回は、インターネット無料のマンションで個別契約ができるのかや、個別契約をする方法、工事の内容、契約できないときの対処法などを解説しました。
インターネット無料のマンションでは個別契約ができないケースも多々ありますが、まずは大家や管理会社に確認して、個別契約が可能かどうかを確認するのがおすすめ。もしできない場合は、ホームルーター・モバイルWi-Fi・テザリングの利用も検討してみてください。

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