
「光回線が使えないって言われたけど、どうしたらいいの?」
「どうして光回線が通っていないの?」
「これから使えるようになるの?」
光回線は日本中に広がっていますが、まだ使えない場所もあります。
特に、山の近くや人が少ない地域では、使えないケースが多くみられます。
しかし、光回線が使えなくても、ほかの方法でインターネットは利用可能です。
本記事では、以下の内容について解説します。
この記事でわかること
- 光回線が通っていない理由
- どこで使えるか調べる方法
- これから光回線が使えるようになる可能性
- 光回線がなくてもインターネットを使う方法
「光回線がエリア外で困った!」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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この記事の目次
光回線が通ってない地域はどれくらいある?
全国の光回線提供状況や、通っていない地域の実態について解説します。
光回線が通っていない地域の実態
- 全国の光回線提供状況
- 光回線の提供エリアの確認方法
ひとつずつ見ていきましょう。
全国の光回線提供状況
現在、日本のすべての場所で光回線が使えるわけではありません。
総務省の発表によると、2023年の時点で日本の99.84%の地域で光回線が使えるようになっていますが、残りの0.16%の地域では、まだ光回線が使えません。
また、光回線を提供している会社によっても、使える場所が異なります。
例えば、NTTフレッツ光は全国で使えますが、一部の会社は特定の地域に特化して提供しているなど、エリアはさまざまです。
参考:総務省「情報通信分野の現状と課題」
光回線の提供エリアの確認方法
光回線が使えるかどうかは、事業者のホームページで住所や郵便番号を入力すると、使えるかどうかがわかります。
しかし、同じ場所でも会社によって結果が違う場合があるため、いくつかの会社で調べてみるのがおすすめです。
まずは、全国で使えることが多い「NTTフレッツ光」から調べ、もしも使えなかったら、地域限定の光回線の会社も調べてみましょう。
NTT東日本・西日本のフレッツ光の確認方法
「フレッツ光」が使えるかどうかは、NTT東日本・NTT西日本のホームページで調べられます。手順は次のとおりです。
確認手順
- NTTのホームページを開く
- 自分の住所を入力する
- 家のタイプを選ぶ(「一戸建て」か「マンション」など)
- 結果が出てくる
検索結果の表示は、以下のとおりです。
結果 | 表示内容 |
---|---|
提供エリアだった場合 | ご指定の住所はフレッツ光の提供エリアです |
提供エリア外だった場合 | NTT東日本:ご指定の住所は、詳しい状況の確認が必要です NTT西日本:ご指定の住所ではフレッツ光をご利用いただくことができません |
フレッツ光が使えない場合、「ドコモ光」や「ソフトバンク光」などの他の光サービスも使えません。
これらのサービスはフレッツ光の回線を使ってサービスを提供しているためです。
どの会社がフレッツ光の回線を利用しているかは、NTTのホームページで確認できます。
他社光回線の提供エリア確認方法
フレッツ光以外の事業者も、公式ホームページで住所や郵便番号を入力すれば提供エリアを確認可能です。
フレッツ光が利用できなくても、地域限定の事業者であれば利用できる可能性があります。
地域限定の事業者として代表的なのが、以下の8社です。
事業者 | エリア |
---|---|
auひかり | 北海道・東北・関東・甲信越・北陸・中国・四国・九州 |
NURO光 | 北海道・関東・東海・関西・中国・九州 |
コミュファ光 | 東海・長野 |
メガ・エッグ光 | 中国 |
eo光 | 関西 |
ピカラ光 | 四国 |
BBIQ光 | 九州 |
なお、上記以外の事業者も、公式サイトで提供エリアを確認できます。
光回線が通ってない理由を紹介
日本全国に光回線が通っていない理由は、以下のとおりです。
日本全国で使えない理由
- まだ光回線が開通していないエリアである
- 光回線の工事が難しい立地にある
- マンションやアパートが光回線を導入していない
順番に解説します。
まだ光回線が開通していないエリアである
そもそも光回線が開通していないエリアは、利用ができません。
特に人口が少ない地域や過疎地域では、採算が合わないため開通が進んでいない場合があります。
ただし、すべての事業者が人口の少ない地域に対応していないわけではありません。
なかには、独自の回線を利用して人口の少ない地域でも光回線を提供している場合があります。
光回線の工事が難しい立地にある
人口が多い町でも、場所によっては光回線の工事が難しい場合があります。
工事が難しい場所の特徴
- 「基地局」から家までが、とても遠い
- 電柱から家までが、とても遠い
- 建物の作りが工事に向いていない
「基地局」とは、光回線や無線の電波を届けるための設備を言います。
マンションやアパートが光回線を導入していない
マンションやアパートの場合、光回線の提供エリア内であっても利用できない場合があります。建物に光回線の設備が導入されていないためです。
マンションやアパートで光回線を利用するには、以下の工事が必要です。
マンションやアパートで光回線を利用するための工事
- 電柱から集合住宅の共有スペースまで光ファイバーを引き込む
- 共有スペースから各部屋へ接続できる配線を設置する
- 各部屋の居住者が光回線を契約する(またはマンション単位で契約する)
共有スペースに光回線を引き込む工事が行われていない場合や、共有スペースに引き込むための場所がない場合は利用できません。
マンションで光回線を利用したい場合は、大家や管理会社に共有部分まで光回線の導入を依頼するか、自分で契約・工事してもいいか確認する必要があります。
大家や管理会社が光回線の導入に合意すれば、マンションタイプでの契約が可能です。
自分で契約・工事する場合は、戸建タイプでの契約となります。
これから光回線が開通する可能性は?
今後の光回線のエリア拡大について、以下の項目に分けて解説します。
今後開通する可能性について
- 光回線の提供エリア拡大計画について
- 光回線が開通する可能性はゼロではない
- 光回線の提供エリア拡大を希望する方法
ひとつずつ見ていきましょう。
光回線の提供エリア拡大計画について
今のところ、光回線がすぐに全国で使えるようになるのは難しいと言えます。
なぜなら、人が多く住んでいるかどうかや、土地の様子によって、光回線を引くかを決めるためです。
特に、山の中や人があまり住んでいないところでは、光回線の範囲を広げるのが難しいと言われています。
工事にお金がかかるわりに使う人が少ないためです。
光回線が開通する可能性はゼロではない
現時点では難しくても、これから光回線が使えるようになるチャンスはあります。
総務省の発表では「2028年3月までに、光ファイバーの整備率99.9%を目指す」と発表されているためです。
少しずつ光回線が使える地域が増えていくかもしれません。
また、光回線事業者のホームページには「どこで新しく使えるようになるか」が明記されている場合もあります。
自分が住んでいる地域が対象になっているか、チェックしてみるのもおすすめです。
参考:総務省「情報通信分野の現状と課題」
光回線の提供エリア拡大を希望する方法
光回線の事業者によっては「この場所でも光回線を使えるようにしてほしい」と希望を伝えられる場合があります。
該当の会社のホームページから申し込みが可能です。
ただし、光回線を広げるには難しい条件が複数あるため、必ず希望がとおるとは限りません。
光回線が通ってない地域でインターネットを利用する方法
光回線が通っていない地域でも、以下の方法でインターネットを利用できます。
光回線以外でインターネットを利用する方法
- ホームルーター
- モバイルWi-Fi
- ケーブルテレビ回線
- テザリング
それぞれのおすすめ事業者も紹介します。
ホームルーター
ホームルーターとは、スマホと同じモバイル回線を使用する据え置き型のルーターです。
光回線にはない、以下のメリットを持っています。
ホームルーターのメリット
- コンセントに刺すだけで利用できる
- 光回線のような工事が必要ない
- 常に電源に接続しているため、バッテリー残量を気にしなくていい
また、モバイルWi-Fiよりも通信速度が速く、同時接続台数が多いのも特徴です。
月額料金の目安は4,000円〜6,000円で、自宅で快適にインターネットを利用したい方に適しています。
おすすめのホームルーターは、以下の2種類です。
ホームルーターに求めるもの | ホームルーター |
---|---|
通信速度 | ドコモhome 5G |
コストパフォーマンス | GMO WiMAX |
通信速度を求めるならドコモhome 5G

「ドコモhome 5G」は、ドコモが提供するホームルーターです。
通信速度の速さに定評があり、実測値で200Mbpsの記録が出ています。光回線に近い速度を求めている人におすすめです。
月額料金は4,950円で格安とは言えませんが、オンラインゲームをする人や、複数人で利用する方に適しています。
コストパフォーマンスを重視するならGMO WiMAX
「GMOWiMAX」は、月額4,807円で利用できるホームルーターです。
月額料金を抑えつつ、日常使いで不便のない速度のインターネットが利用できます。
また、特典が充実しているのもポイントで、30,000円以上のキャッシュバックが受け取れます。
コストパフォーマンスを重視している方におすすめのホームルーターです。
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モバイルWi-Fiルーター
モバイルWi-Fiルーターとは、持ち運び可能な小型のルーターです。
モバイルWi-Fiルーターには、以下のメリットがあります。
モバイルWi-Fiルーターのメリット
- 光回線のような工事が必要ない
- バッテリーが内蔵されているため、外出先でもインターネットを利用できる
一方、バッテリーが切れると使えなくなる点や、通信速度がそれほど速くないデメリットがあります。
月額料金の目安は3,000円〜4,000円で、外出先でもインターネットを利用する人におすすめです。
モバイルWi-Fiルーターを利用できるサービスは多々ありますが、なかでもおすすめなのが「GMO WiMAX」です。
モバイルWi-FiならGMO WiMAXがおすすめ

プロバイダ大手のGMOが提供するモバイルWi-Fiです。月額料金は4,807円で、通信速度が速く、バッテリー容量も優れています。
自宅だけでなく、外出先でも安心してインターネットが利用可能です。
最短即日発送に対応しているため、急いでインターネット環境を整えたい方にも向いています。
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ケーブルテレビ回線
ケーブルテレビ回線とは、ケーブルテレビの回線を利用してインターネットを提供するサービスです。
ケーブルテレビ回線の場合、以下のメリットが存在します。
ケーブルテレビ回線のメリット
- ケーブルテレビが視聴できる地域なら山間部などでも光回線が使える可能性が高い
- 有料の専門チャンネルを楽しめる
- アンテナを設置する必要がない
光回線の利用だけでなく、専門チャンネルを楽しみたい人におすすめです。
ただし、光ファイバーの固定回線より速度が遅い傾向があります。
また、ケーブルテレビとインターネットを同時契約しなければならない点も覚えておきましょう。
月額料金の相場は5,000円前後で、おすすめのケーブルテレビ回線は、J:COMです。
ケーブルテレビ回線ならJ:COMがおすすめ

株式会社ジュピターテレコム(J:COM)が提供するインターネットサービスです。
基本的に全国対応しており、以下の金額で利用できます。
戸建プラン | 5,610円 |
---|---|
マンションプラン | 5,258円 |
一般的な光回線よりも割高ですが、比較的安定した通信が利用できます。
テザリング
テザリングとは、スマホのデータ通信を利用してインターネットを使う方法です。
テザリングのメリットは、以下のとおりです。
テザリングのメリット
- スマホさえあればインターネットを利用できる
- 外出先でも気軽に接続できる
ただし、通信速度は速くなく、電池が減りやすくなる点や、データ通信量が多くなる点には注意が必要です。
スマホの料金のみで利用できるため、追加料金なしで手軽にインターネットを使いたい方におすすめです。
光回線が通ってない地域に関するよくある質問
光回線が通っていない地域について、よくある質問をまとめました。
- 光回線は個人で工事できない?
- 光回線の提供エリア拡大はいつ頃?
- 光回線以外のインターネット接続は遅い?
- 提供エリア内のマンションで光回線が使えないときの対処法は?
ひとつずつ回答します。
光回線は個人で工事できない?
A.光回線の工事は、個人ではできません。
光回線を利用するには電柱から宅内へ光ファイバーを引き込む工事が必要ですが、この工事は専門的な知識と技術が必要です。
一般の方が光回線の工事をするのは法律で禁止されているため、光回線を利用したい場合は、光回線事業者との契約が必須です。
光回線の提供エリア拡大はいつ頃?
A.光回線事業者は提供エリアの拡大を計画していますが、具体的な時期は公表されていません。
ただし、独自回線で光回線を提供している事業者の場合、公式サイトで提供エリア拡大に関する情報を提示している場合があります。
光回線以外のインターネット接続は遅い?
A.光回線に比べると速度が遅い場合があります。
しかし、インターネットの利用目的によっては、光回線以外でも十分快適に利用できます。
例えば、Webサイトの閲覧やメールの送受信など、比較的軽い通信であれば、光回線以外のインターネット接続でも問題ありません。
反対に、オンラインゲームのような大容量の通信を必要とする場合は、光回線がおすすめです。
提供エリア内のマンションで光回線が使えないときの対処法は?
A.管理会社や大家に光回線の工事許可を確認しましょう。
工事許可をもらえれば、光回線を契約できます。
一方、管理会社や大家が工事許可を出さない場合は、ホームルーター・モバイルWi-Fi・テザリングなどの利用を検討しましょう。
まとめ
光回線が通っていない地域でも、インターネットを利用する方法はあります。エリア外だからといって、インターネットを諦める必要はありません。
主な方法は、ホームルーター・モバイルWi-Fiルーター・ケーブルテレビ回線・テザリングの4つです。
光回線に比べると速度が遅い場合がありますが、インターネットの利用目的によっては十分快適に利用できます。
ご自身のライフスタイルや用途に合わせて、最適なインターネットサービスを選びましょう。
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