
引っ越しが決まると、荷造りや役所の届け出など何かと忙しいものですが、忘れてはいけないのがインターネットの手続きです。「今の回線はそのまま使えるの?」「解約して新しく契約した方がお得?」「引っ越し先ですぐにネットを使うにはどうすればいい?」など、気になることは尽きません。
インターネットの引っ越し手続きは、大きく分けて「継続利用(移転)」「解約」「新規契約」の3パターンがあり、それぞれで必要な手順や費用が異なります。この記事では、パターンごとの具体的な手続きの流れから、回線の選び方、手続きのタイミング、引っ越し後すぐにネットを使う方法まで、引っ越しにまつわるインターネットの疑問をまるごと解説します。
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この記事の目次
- 1 引っ越しが決まったらまず確認!インターネット回線とプロバイダの契約内容を把握しよう
- 2 インターネットの引っ越し手続きは3パターン【継続・解約・新規】
- 3 【パターン①】引っ越し先でもインターネット回線を継続利用する場合の手続き
- 4 【パターン②】引っ越しを機にインターネットを解約する場合の手続き
- 5 【パターン③】引っ越し先でインターネットを新規契約する場合の手続き
- 6 インターネット回線の種類と選び方
- 7 プロバイダの選び方のポイント
- 8 インターネットの引っ越し手続きはいつまでにやるべき?
- 9 モバイル回線(ポケットWi-Fi)・ホームルーターの引っ越し手続き
- 10 引っ越し後すぐにインターネットを使う方法
- 11 インターネットの引っ越し手続きで知っておきたい注意点
- 12 インターネットの引っ越し手続きでよくある質問
- 13 まとめ
引っ越しが決まったらまず確認!インターネット回線とプロバイダの契約内容を把握しよう
引っ越しが決まったとき、電気・ガス・水道と並んで忘れてはいけないのがインターネットの手続きです。ただ、いざ手続きしようと思っても「そもそも自分がどこと契約しているのかよくわからない」という方は意外と多いのではないでしょうか。
インターネットの引っ越し手続きをスムーズに進めるには、今の契約内容を正確に把握することが最初のステップになります。ここでは、手続きの前に押さえておきたい基本知識を整理しておきましょう。
インターネット回線とプロバイダの違い
普段あまり意識しないかもしれませんが、私たちがインターネットを使うには、「インターネット回線」と「プロバイダ」という2つの事業者との契約が必要です。
インターネット回線とは、文字通りインターネットに接続するための回線そのものを提供するサービスです。光回線やCATV、モバイル回線などの種類があり、NTT東日本・NTT西日本、KDDI、So-netなどが代表的な回線事業者にあたります。
一方のプロバイダは、その回線を通じて実際にインターネットへ接続する役割を担う事業者です。OCN、BIGLOBE、@nifty、Yahoo!BBなどが有名どころですね。
回線事業者とプロバイダの関係は「道路」と「車」に例えるとわかりやすいです。回線が道路、プロバイダがその道路を走るための車のようなイメージですね。
なお、最近は光コラボレーション(光コラボ)のように、回線とプロバイダがセットになったサービスも増えています。ドコモ光やソフトバンク光などがこれにあたり、契約先が1社にまとまっている分、引っ越し時の手続きもシンプルになりやすいのが特徴です。
自分の契約内容の確認方法
引っ越し手続きを始める前に、まず以下の点を確認しておきましょう。
確認事項
- 回線事業者とプロバイダをそれぞれ別で契約しているか、セットで契約しているか
- 契約しているプランの名称と月額料金
- 契約期間の縛りや更新月
- レンタルしている機器の有無
これらは契約時に届いた書面や、各事業者のマイページ(会員ページ)で確認できます。書面が見当たらない場合は、毎月届く請求メールや、クレジットカードの明細から契約先を特定できることもあります。
特に回線事業者とプロバイダを別々に契約しているケースでは、引っ越しの際にそれぞれへ個別に連絡が必要になります。セット契約であればプロバイダへの連絡だけで済むことがほとんどなので、自分がどちらのパターンなのかを最初に把握しておくことが、手続き全体をスムーズに進めるカギになります。
インターネットの引っ越し手続きは3パターン【継続・解約・新規】
現在の契約内容が把握できたら、次は引っ越し先でのインターネットをどうするか方針を決めましょう。選択肢は大きく分けて3つあります。
| パターン | 内容 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| ①継続利用(移転) | 今の回線・プロバイダをそのまま引っ越し先でも使う | 手間をかけたくない人、現在の回線に満足している人 |
| ②解約 | 今の回線・プロバイダを解約する | 引っ越し先に回線設備がある人、別の回線に乗り換えたい人 |
| ③新規契約 | 引っ越し先で新しい回線・プロバイダと契約する | 乗り換えキャンペーンを活用したい人、料金を見直したい人 |
どのパターンを選ぶかによって必要な手続きや費用が変わってきます。引っ越しを機に新規契約する場合は、旧契約の「解約」と新契約の「新規申し込み」の両方が必要になるので、②と③はセットで考えるのが基本です。
「正直どれがいいかわからない」という方も多いと思いますが、判断のポイントはシンプルで、今の回線に不満がなく引っ越し先でも提供エリア内なら継続、そうでなければ乗り換えを検討するのがおすすめです。
実は、継続利用よりも解約→新規契約の方がお得になるケースも多いです。新規契約には工事費無料やキャッシュバックなどのキャンペーンが用意されていることがあるため、手間はかかりますがトータルで見れば節約になることも。
それでは、ここからはパターンごとに具体的な手続きの流れを解説していきます。
【パターン①】引っ越し先でもインターネット回線を継続利用する場合の手続き
今使っている回線やプロバイダに特に不満がなければ、引っ越し先でもそのまま継続利用するのが最もシンプルな方法です。ただし、「継続」とはいっても住所が変わる以上、移転手続きや工事が発生するケースがほとんどです。ここでは継続利用のメリット・デメリットから、具体的な手続きの流れまで詳しく見ていきましょう。
継続利用のメリット・デメリット
まずは、引っ越し先でも同じ回線・プロバイダを使い続ける場合のメリットとデメリットを整理しておきます。
| 内容 | |
|---|---|
| メリット | ・解約と新規契約の二重の手間がかからない ・解約金(違約金)が発生しない ・使い慣れたサービスをそのまま利用できる |
| デメリット | ・移転先でも工事費がかかることがある ・新規契約向けのキャンペーン(キャッシュバック等)は適用されない ・移転手数料が発生する場合がある |
継続利用の最大のメリットは、やはり手続きの負担が少ないことでしょう。解約して別の会社を探して新規申し込み…という一連の作業がなくなるのは、引っ越し準備で忙しい時期にはありがたいものです。
一方で注意したいのが、継続なのに工事費がかかるという点。「移転」であっても引っ越し先で新たに回線を引く必要があれば工事費は発生します。それでいて新規契約時のようなキャンペーンは受けられないことがほとんどなので、費用面では新規契約より割高になることも珍しくありません。
継続利用の手続きの流れ
回線とプロバイダを継続利用する場合の手続きは、契約形態によって少し異なります。
回線事業者とプロバイダをセットで契約している場合(光コラボなど)は、プロバイダ1社に連絡するだけで移転手続きが完了します。最近はこのパターンが多いので、まずは契約先のマイページや電話窓口に問い合わせてみましょう。
回線事業者とプロバイダを別々に契約している場合は、両方にそれぞれ移転の連絡が必要です。手続きの流れは以下のようになります。
継続利用の手続きステップ
- 回線事業者に移転の連絡をする(新住所・移転希望日・プランの確認)
- プロバイダに引っ越し先が対応エリアかどうか確認する
- プロバイダに移転希望日を伝え、正式に移転手続きを行う
- 引っ越し先での開通工事日を調整する
- レンタル機器の返却・交換が必要か確認する
なお、NTT東日本とNTT西日本のエリアをまたぐ引っ越し(例:東京から大阪など)の場合は、移転ではなく一度解約して新規契約し直す必要があります。この場合でも電話番号はそのまま引き継げるので、番号が変わる心配はいりません。
プロバイダによっては、プロバイダ側が回線事業者への連絡も代行してくれることがあります。二度手間を防ぐためにも、最初にプロバイダへ連絡した際に「回線事業者への連絡も対応してもらえるか」を聞いておくとスムーズです。
集合住宅(マンション)に引っ越す場合の確認事項
引っ越し先がマンションやアパートなどの集合住宅の場合、建物にどの回線設備が導入されているかによって、今の回線を継続できるかどうかが決まります。
まずは管理会社や大家さんに連絡して、建物に導入されている回線の種類を確認しましょう。「NTTの光回線が入っている」「KDDIの設備がある」など、建物によって導入済みの回線は異なります。
もし今使っている回線事業者の設備が入っていなければ、残念ながら継続利用はできません。その場合は建物に導入されている回線に合わせて新規契約するか、工事不要のホームルーターやモバイル回線を検討することになります。
一戸建てに引っ越す場合の確認事項
一戸建ての場合は、新築・中古を問わず基本的に回線の引き込み工事が必要になります。集合住宅のように「建物にすでに回線が入っている」というケースはほぼないため、工事日の調整が引っ越しスケジュールの中でも重要なポイントです。
特に引っ越しシーズン(2月~4月)は工事の予約が集中しやすく、申し込みから開通まで1ヶ月以上かかることも珍しくありません。一戸建てへの引っ越しが決まったら、できるだけ早めに回線事業者へ連絡しておきましょう。
インターネットの移転手続きにかかる費用
継続利用であっても、引っ越しに伴う費用がゼロとは限りません。発生しうる主な費用は以下の通りです。
移転時に発生しうる費用
- 移転工事費:引っ越し先で回線を開通させるための工事費。戸建てかマンションかで金額が異なることが多い
- 移転事務手数料:移転手続きにかかる事務手数料。数千円程度が一般的
- 旧居の撤去工事費:回線の撤去が必要な場合に発生。不要なケースも多い
金額は回線事業者やプランによってまちまちですが、移転工事費だけでも数千円〜2万円程度かかることがあります。時期やキャンペーンによっては工事費が割引・無料になることもあるので、申し込み時に確認しておきましょう。
繰り返しになりますが、継続利用でもそれなりの費用がかかるという点は見落としがちです。新規契約のキャンペーンと比較した上で、どちらが得かを冷静に判断するのが賢い選び方だと思います。
【パターン②】引っ越しを機にインターネットを解約する場合の手続き
引っ越し先で今の回線が使えない場合や、もっと条件のいいサービスに乗り換えたい場合は、現在の契約を解約することになります。解約手続きは契約形態によって段取りが変わるので、自分のケースに合った手順を確認しておきましょう。
回線事業者とプロバイダが同じ場合の解約手順
光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)やプロバイダ一体型の回線を利用している場合は、契約先1社に連絡するだけで解約手続きが完了します。電話またはWebの解約窓口から手続きを進めましょう。
解約の連絡時には、契約者名・お客様番号・解約希望日などを伝える必要があります。契約書面や会員ページで事前にお客様番号を確認しておくと、やり取りがスムーズです。
回線事業者とプロバイダが異なる場合の解約手順
フレッツ光とプロバイダを別々に契約しているケースでは、回線事業者とプロバイダの両方に解約の連絡が必要です。片方だけ解約してもう片方を忘れてしまうと、使っていないのに月額料金が発生し続けることになるので注意してください。
手順としては、まず回線事業者(NTT東日本・NTT西日本など)に解約の連絡をし、その後プロバイダにも連絡する流れが一般的です。
ADSLを利用している場合、回線が自宅の電話回線を兼ねていることがあります。インターネットだけ解約するつもりが固定電話まで使えなくなった…というトラブルもあるので、解約時に電話回線への影響がないか必ず確認しましょう。
解約時の注意点(違約金・レンタル機器の返却・撤去工事)
解約にあたっては、いくつか見落としやすいポイントがあります。事前に把握しておくことで、余計な出費やトラブルを防げます。
■ 違約金(契約解除料)について
インターネット回線の多くは「2年の自動更新型プラン」で契約されています。更新月以外のタイミングで解約すると違約金が発生するため、自分の契約更新月がいつなのかを事前に確認しておきましょう。もう少し待てば更新月に入るというタイミングなら、違約金と残りの月額料金を比較して解約日を調整するのも一つの手です。
■ レンタル機器の返却について
モデムやルーターをレンタルしている場合は、解約後に返却が必要です。返却方法や送料の負担先は事業者によって異なるので、解約時に確認しておきましょう。引っ越しのバタバタで返却を忘れると機器代金を請求されることもあるため、レンタル機器は引っ越し前にまとめておくのがおすすめです。
■ 撤去工事について
引っ越し前の住まいが集合住宅で、個別に回線を引いていた場合は撤去工事が必要になることがあります。特に賃貸物件では管理会社から原状回復を求められるケースもあるので、念のため確認しておくと安心です。
■ 残りの利用料金について
解約のタイミングによっては、日割り計算ではなく月末までの料金が丸々かかることもあります。プロバイダごとに締め日が異なるため、解約日と最終請求のルールをあらかじめ聞いておきましょう。手続きが遅れると翌月分まで請求されてしまうので、早めの行動が大切です。
なお、プロバイダで取得したメールアドレスを引き続き使いたい場合は、月額数百円程度でメールアドレスだけ維持できるプランを用意している事業者もあります。仕事や各種サービスの登録にプロバイダメールを使っている方は、解約前にこの点も確認しておくとよいでしょう。
【パターン③】引っ越し先でインターネットを新規契約する場合の手続き
引っ越しは、インターネット回線を見直す絶好のタイミングでもあります。旧居で使っていた回線に不満があった方や、料金をもっと安くしたい方は、新規契約で一からサービスを選び直すのがおすすめです。
新規契約のメリット・デメリット
| 内容 | |
|---|---|
| メリット | ・乗り換えキャンペーン(キャッシュバック・月額割引など)が適用されることがある ・工事費無料のキャンペーンを実施している事業者も多い ・旧契約の解約金を負担してくれるサービスもある ・月額料金やスマホとのセット割など、トータルで安くなる可能性がある |
| デメリット | ・旧契約の解約と新規契約の両方の手続きが必要 ・キャンペーンがない時期だとお得感が薄いこともある ・複数の事業者を比較検討する手間がかかる |
新規契約の一番の魅力は、なんといっても各社が用意している乗り換えキャンペーンです。数万円規模のキャッシュバックや、工事費実質無料、最初の数ヶ月間の月額割引など、かなり手厚い特典を受けられることがあります。旧契約の解約金を肩代わりしてくれるサービスもあるので、「違約金が気になって解約できない」という方も乗り換え先の特典を確認してみる価値はあるでしょう。
デメリットとしては、やはり手続きの手間が増えること。ただし、多少の手間をかけてでも数万円単位でお得になるケースは多いので、時間に余裕があるならぜひ比較検討してみてください。
新規契約の手続きの流れ
新規契約の手続きは、旧契約の解約と並行して進めていくのが基本です。
新規契約の手続きステップ
- 引っ越し先で利用できる回線事業者・プロバイダを調べる
- 料金プラン・キャンペーン内容を比較して申し込み先を決める
- Webサイトや電話から新規申し込みをする
- 開通工事の日程を調整する
- 工事完了後、機器の設定をしてインターネット利用開始
光コラボなど回線とプロバイダがセットになったサービスであれば、1社への申し込みだけで完結します。別々に契約する場合は、まず回線事業者を決めてから、対応するプロバイダを選ぶという順番になります。
申し込みから開通までは、スムーズにいって2〜3週間、混雑時期だと1ヶ月以上かかることもあります。旧居の解約手続きと並行して、なるべく早く新規の申し込みを済ませておくのがポイントです。
インターネット回線の種類と選び方
引っ越しを機にインターネット回線を新しく選ぶ場合、どんな回線の種類があるのかを知っておくことが大切です。回線タイプによって速度・料金・工事の有無が大きく異なるので、自分の生活スタイルに合ったものを選びましょう。
光回線(フレッツ光・auひかり・NURO光など)
現在、固定のインターネット回線として最も主流なのが光回線です。通信速度が速く安定しているのが最大の特徴で、動画視聴やオンラインゲーム、在宅ワークなど、データ量の多い用途でも快適に使えます。
代表的なサービスとしてはNTTのフレッツ光、KDDIのauひかり、ソニーネットワークコミュニケーションズのNURO光などがあります。また、フレッツ光の回線を使ったドコモ光やソフトバンク光といった光コラボも人気です。
デメリットとしては、開通に工事が必要なこと、そして工事までに時間がかかる場合があることです。ただ、家族で使う場合や通信品質を重視する方には光回線が最もおすすめと言えます。
ホームルーター(据え置き型Wi-Fi)
ホームルーターは、コンセントに差すだけでWi-Fi環境が整う手軽さが魅力です。回線工事が不要なので、引っ越し先ですぐにインターネットを使いたい方にはうってつけの選択肢です。
ドコモのhome 5GやWiMAXのホームルーターなどが代表的な製品で、端末が届いたその日からインターネットが利用できます。
ただし、光回線と比べると通信速度や安定性はやや劣ります。一人暮らしや、それほどヘビーにインターネットを使わない方であれば十分ですが、家族全員で同時に動画を見る…といった使い方だと物足りなさを感じることもあるでしょう。
モバイル回線(ポケットWi-Fi・モバイルルーター)
外出先でもインターネットを使いたい方には、持ち運びできるモバイルルーターという選択肢もあります。こちらも工事不要で、端末さえあればどこでもネットに繋がるのが強みです。
WiMAXやワイモバイルのPocket WiFiなどが代表的なサービスです。スマホのデータ通信量を節約したい方にも重宝されています。
注意点としては、使用場所によって電波状況が変わること。建物の構造や周囲の環境によっては室内で繋がりにくくなることもあるため、引っ越し先で安定して使えるかどうかはエリア確認が必須です。
| 回線タイプ | 通信速度 | 工事 | 持ち運び | おすすめな人 |
|---|---|---|---|---|
| 光回線 | 速い・安定 | 必要 | × | 速度重視、家族利用、在宅ワーク |
| ホームルーター | 中程度 | 不要 | × | すぐに使いたい、一人暮らし |
| モバイル回線 | 中程度 | 不要 | ○ | 外でも使いたい、単身者 |
プロバイダの選び方のポイント
光回線を新規で契約する場合、回線事業者とは別にプロバイダを選ぶケースがあります。特にフレッツ光は対応プロバイダが非常に多く、どこを選べばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。
プロバイダ選びで見るべきポイントは、大きく4つあります。
まずは月額料金。プロバイダによって数百円〜千円程度の差があるので、長期的に見ると大きな違いになります。
次に通信速度と接続方式。特に「IPv6(IPoE)」に対応しているかどうかは要チェックです。IPv6対応のプロバイダを選ぶと、夜間や休日など回線が混雑しやすい時間帯でも安定した速度が期待できます。
3つ目はサポート体制。電話やメールの問い合わせ対応が充実しているか、設定方法のガイドやFAQが分かりやすいかといった点は、特にインターネットの設定に不慣れな方にとっては重要な判断材料です。
最後にキャンペーン・特典。Wi-Fiルーターの無料レンタルや月額割引、キャッシュバックなど、プロバイダごとに独自の特典を用意していることがあります。
迷ったら、回線とプロバイダがセットになった光コラボを選ぶのもアリです。契約先が1社で済むので管理がラクですし、セット割引が効くことも多いです。
インターネットの引っ越し手続きはいつまでにやるべき?
インターネットの引っ越し手続きは、遅くとも引っ越しの1ヶ月前には着手するのが理想です。継続利用・解約・新規契約のいずれのパターンでも、早めに動いておいて損はありません。
特に光回線の工事は予約が混み合いやすく、引っ越しの繁忙期(2月〜4月)は申し込みから開通まで1ヶ月以上かかることもあります。「引っ越してから手続きすればいいや」と後回しにすると、新居でしばらくインターネットが使えない…という事態になりかねません。
できれば1〜2ヶ月前には手続きを始めておきたいところ。特に新規契約で工事が必要な場合は、引っ越し日に合わせて工事日を押さえるためにも早めのアクションが重要です。
また、解約の場合はプロバイダごとに締め日が異なります。月末締めのつもりで月末に連絡したら、実は15日が締め日でもう翌月分が確定していた…というケースもあるので、解約のタイミングは余裕を持って確認しておきましょう。
モバイル回線(ポケットWi-Fi)・ホームルーターの引っ越し手続き
光回線ではなくモバイル回線やホームルーターを使っている方は、引っ越し時の手続きが比較的シンプルです。基本的には契約先に住所変更の連絡をするだけでOKです。機器もそのまま新居に持っていけるので、工事も必要ありません。
ただし、1つ気をつけたいのが引っ越し先の電波状況です。モバイル回線は対応エリア内であっても、建物の構造や立地によっては電波が届きにくいことがあります。
可能であれば、引っ越し前に新居でモバイルルーターやホームルーターを実際に使ってみて、電波がしっかり入るか確かめておくのがベストです。もし電波が不安定な場合は、光回線への乗り換えも視野に入れて検討してみてください。
引っ越し後すぐにインターネットを使う方法
光回線の開通工事が間に合わず、引っ越し後しばらくインターネットが使えない…というのは実はよくある話です。ここでは、工事完了までの間にインターネットを使うための方法を紹介します。
ホームルーターやモバイルルーターを利用する
工事不要ですぐに使えるホームルーターやモバイルルーターは、光回線の開通までのつなぎとして非常に便利です。
購入するほどではないという場合は、短期間のレンタルサービスを利用するのがおすすめ。1週間〜1ヶ月単位でレンタルできるサービスがあり、光回線が開通したら返却するだけで済みます。
最近はコンセントに差すだけで使えるホームルーターも充実しているので、速度にこだわらなければこちらをメインの回線として使い続けるという選択肢もあります。
テザリングを活用する
スマホのテザリング機能を使えば、パソコンやタブレットをスマホ経由でインターネットに接続できます。追加の機器や費用をかけずに済むので、一時的なしのぎとしては最も手軽な方法です。
ただし、テザリングを多用するとスマホのデータ通信量を大量に消費してしまいます。契約プランの容量を超えると速度制限がかかるので、動画視聴やオンラインゲームといったデータ量の多い使い方には不向きです。メールの確認や軽いWebブラウジング程度にとどめておくのが無難でしょう。
引っ越しが急に決まって手続きが間に合わないケースでは、最初からモバイルルーターのレンタルを前提にスケジュールを組むのも一つの方法です。焦って不利な契約をするよりも、落ち着いて回線を選んだ方が結果的に満足度は高くなります。
インターネットの引っ越し手続きで知っておきたい注意点
ここまで手続きの流れを見てきましたが、最後にインターネットの引っ越し全般で押さえておきたい注意点をまとめておきます。知っているかどうかで余計なストレスを減らせるポイントばかりなので、目を通しておいてください。
引っ越し前後でインターネットを使えない期間が発生する可能性がある
引っ越しではどうしても、旧居の回線停止から新居の開通までの間にインターネットが使えない「空白期間」が生まれがちです。特に工事が必要な光回線の場合、工事の予約状況によっては数週間〜1ヶ月程度のブランクが発生することもあります。
この空白期間を最小限に抑えるには、とにかく早めに手続きを始めることに尽きます。前述の通り、テザリングやモバイルルーターのレンタルでつなぐ方法もありますが、在宅ワークの方など安定した通信が必須の方は、余裕を持ったスケジューリングを心がけてください。
回線工事の立会いが必要になるケースがある
引っ越し先で光回線の開通工事を行う場合、契約者本人またはその代理人の立会いが必要になるケースがほとんどです。
工事にかかる時間は、すでに建物に回線設備が入っている場合は30分〜1時間程度、新たに回線を引き込む場合は1〜2時間程度が目安です。引っ越し当日に工事を入れるのは慌ただしくなりがちなので、できれば引っ越し日とは別の日に工事日を設定しておくと安心です。
引っ越し先では通信速度が変わる可能性がある
同じ回線・プロバイダを継続利用したとしても、引っ越し先で以前と同じ通信速度が出るとは限りません。エリアや建物の配線方式、周辺の利用状況など、環境が変わることで速度や安定性に影響が出ることがあります。
特にマンションなどの集合住宅では、建物内の配線方式(光配線・VDSL・LAN配線など)によって最大速度が大きく異なります。VDSLの場合は下り最大100Mbps程度にとどまるので、高速回線を期待していた方はがっかりしてしまうかもしれません。
もし引っ越し先で速度に不満を感じたら、IPv6(IPoE)対応のプロバイダに切り替えることで改善が見込めることもあります。IPv6方式では混雑しやすいポイントを回避して接続できるため、特に夜間や休日の速度低下に悩んでいる方は検討してみてください。
インターネットの引っ越し手続きでよくある質問
Q. 引っ越し後、インターネットが使えるようになるまでどれくらいかかる?
継続利用(移転)の場合は、工事日さえ決まれば比較的スムーズに使えるようになります。新規契約の場合は、申し込みから開通まで2週間〜1ヶ月程度が一般的です。ただし繁忙期は1ヶ月以上かかることもあるので、早めの手続きが大切です。
Q. 引っ越し先でインターネットを新規契約するには何が必要?
申し込みには、引っ越し先の住所、本人確認書類、支払いに使うクレジットカードまたは口座番号が必要です。現在の回線から乗り換える場合は、旧契約の検針票やお客様番号もあるとスムーズです。
Q. 今の回線を解約するのに自分で手続きが必要?
乗り換えの場合、新しく契約する回線事業者が旧契約の解約を代行してくれることがあります。光コラボ間の事業者変更などがこれに該当します。ただし全てのケースで代行してもらえるわけではないので、申し込み時に確認しましょう。引っ越しに伴う完全な解約(乗り換えではない場合)は、自分で連絡する必要があります。
Q. 新電力の乗り換えみたいに、インターネットも簡単に乗り換えられる?
光コラボ同士の乗り換え(事業者変更)であれば、工事不要で比較的簡単に切り替えられます。一方、回線の種類が変わる場合(例:フレッツ光からNURO光へ)は、新たに工事が必要になるため手間と時間がかかります。
Q. 引っ越し先のマンションに「インターネット完備」と書いてあるけど、手続きは不要?
「インターネット完備」の物件は、入居時からすでにインターネットが使える状態になっていることがほとんどです。Wi-Fiのパスワードなどは管理会社から案内されるので、自分で回線契約をする必要はありません。ただし、通信速度や回線の種類を選べないというデメリットがある点は理解しておきましょう。速度に不満がある場合は、個別に回線を契約することも検討してみてください。
まとめ
インターネットの引っ越し手続きは、「継続利用」「解約」「新規契約」の3パターンに分かれます。どのパターンを選ぶにしても、引っ越しの1ヶ月前、できれば1〜2ヶ月前には手続きを始めておくのがトラブルを防ぐ最大のポイントです。
まずは今の契約内容を確認し、引っ越し先で同じ回線が使えるかどうかを調べるところからスタートしましょう。継続が可能でも、新規契約のキャンペーンと比較してから判断した方が結果的にお得になることもあります。
引っ越し時期は何かとバタバタしがちですが、インターネットの手続きを後回しにすると新居でネットが使えない期間が長引いてしまいます。この記事を参考に、早めに手続きを進めて、引っ越し先でも快適なインターネット環境を整えてくださいね。
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